[スクープ] Microsoftの次期CEOにGoogle上級副社長のSundar Pichai氏の名前が急浮上!【@MICKEYTACHIBANA】

News, WorldCEO, microsoft, マイクロソフト

[読了時間:3分]

昨年の8月23日にSteve Ballmer自ら、12ヶ月の間に引退すると表明し、後継者選びが始まった。一時はFord MotorのCEO、Alan Mulallyが先行していたが、Alan自身が1月のCESで、自動車業界に留まる旨コメント、Microsoft現クラウド&エンタープライズ(Windows Azure、Windows Server、SQL Server、Visual Studioを含む)のExecutive Vice President、Satya Madella氏が当確というニュースが昨日からTVを初めとした媒体で流されている。Satya氏の他に候補者として名前が挙がってた2名とはTony Bates(元Skype President)とStephen Elop(元Nokia CEO)。最終的に役員会は1992年にMicrosoftに入社してから22年間に渡り、各部門の要職をこなしてきたSatyaが最も適任だと結論付けたようだ。ただ内部昇格人事となるSatya氏には会社のトップを経験した事が無い点を指摘する声もあったようだが、彼が以前率いていたコーポレートソフトウェア部門の売上は$20 billionを超えており、これはeBayの売上げよりも多い。インド生まれで、若干44歳のSatya氏がMicrosoftのCEOに使命されれば、インド人としては世界で最も大きな売り上げの会社(2013年売上$78 billion)のCEOとなる。尚取締役会は現会長職にある共同設立者の1人で、元CEOのBill Gatesも退任させて、主席社外取締役で元Symantec CEOのJohn Thompsonを会長職に充てるものと思われる。各メディアでは来週にも正式発表があるだろうと報道している。現地時間1月30日のニュース報道のラッシュ後の時間外で、Microsoftの株価は僅かではあるが、0.8%上昇し、一株当たり$37.15となっている。

 

というのが、一般報道の内容であるが、つい数時間前にSiliconANGLE.comによると、現GoogleのChrome&Apps担当上級副社長のSundar Pichai氏が次期CEO候補として急浮上しているというブレーキングニュースを出した。SundarはAndroidを全社的製品計画に統合推進して成功させた事でGoogle社内でも評価が高い。このリポートによると、Sundar氏が以前Twitterの幹部職に行きかけたときにGoogleは$50 millionで引き留めたとも書かれている。

 

【関連URL】

・BREAKING NEWS: Google SVP of Chrome & Apps Sundar Pichai now front runner for Microsoft CEO job

http://siliconangle.com/blog/2014/01/31/breaking-news-google-svp-of-chrome-apps-sundar-pichai-now-front-runner-for-microsoft-ceo-job/

・Microsoft board close to naming Nadella as new CEO:

http://www.reuters.com/article/2014/01/31/us-microsoft-ceo-idUSBREA0T1ZY20140131

・Microsoft Nears End to CEO Search

http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304428004579353361023731646?mg=reno64-wsj&url=http%3A%2F%2Fonline.wsj.com%2Farticle%2FSB10001424052702304428004579353361023731646.html

 

蛇足:Mickey’s インスピレーション

TV、新聞、オンラインメディアでは一斉にSatya Nadella氏の当確を報じている。来週前半にでも正式発表があろうかというこの状態から急転直下、しかも今迄一切名前が上がっていなかったSundar氏に逆転するという事なおそらく無いだろう。さらに、Sundar氏はWindows OSの競合製品であるAndroidとChromeのトップであるので、Googleもそれを許す筈が無い。このリポートによると市場は「MicrosoftはSundar氏によって新しいクラウド、モバイル、及びソーシャル用のオープンOSを開発すべきだと思っている」と書かれているので(Dave Vellante, chief analyst at Wikibonのコメント)、きっと誰かが何らかの思惑を持って書いている記事なのだろう。

尚、CBSで行ったMicrosoft共同設立者のPaul Allen氏に対するインタビュー動画で、Paulは将来的なモバイルコンピューティングの世界ではGoogleが市場を押さえている「検索」がとても重要なファクターになる。次期CEOはそこに注目できる人材であるべきだ、との私見を披露する。Satya氏はBingサーチの責任者でもあったので、検索の重要性は最も理解している筈だ。対するSundar氏も検索の支配者Googleの上級幹部である。過去の例としては、2012年6月にはGoogle Search、Gmail、Google Mapsなどを世に送り出した当時Google副社長のMarissa Mayer氏が、YahooのCEOに転じた事もあるので、絶対無いという事は言えないのがアメリカのIT事情だ。

それが、株価操作なのか、さもすればMicrosoftに役員会に対抗勢力がいてSatya氏の当確に異を唱えているものなのか、単なるデタラメ記事なのかは分からない。ただ、物事を深読みしてみる事自体は悪い事ではないので、「ふーん、アメリカでは面白い事言っている人もいるんだ」というぐらいで読んでおこう。数日中には結論が出る。貴方はどう思いますか?

続報:
・Microsoft’s new CEO to make a fortune
新CEOはSatya Nadella氏に決定。2015年は年棒$30 million超えで、アメリカのトップ5高額CEOに。

http://money.cnn.com/2014/02/04/technology/enterprise/microsoft-nadella-pay/

・Microsoft’s Steve Ballmerが、2月4日に社員に宛てたメールとSatya Nadellaが社員に発信したメールここにあります。

http://siliconangle.com/blog/2014/02/04/its-satya-nadella-as-microsoft-ceo-gates-steps-down-as-chairman-steps-up-to-mentor-insider-ceo/

Mickey Tachibana

1995年からサンフランシスコ・ベイエリア在住。地図のゼンリンの米国法人CEOを経て、アルファテック研究所を設立。日本企業とSFベイエリア/シリコンバレー企業とのパートナーシップ支援/経営戦略シンクタンク。全てのデバイスが相互に接続し、社会インフラとして人々の生活に日々変化が起きているこのタイミングで、米国のテクノロジートレンドを現在進行形でリポートしていきます(つまり半年後の日本を皆さんにシェア)。評価する際の最初の5分の感覚を鈍らせないように玄人になりすぎないようにする事、かつ広範囲に定点観測しテクノロジーランドスケープを逐次更新する事で、変化の先にある大きなイノベーションを独自の嗅覚でイメージします。というか、電子音楽家、アートイベントキュレーター、ケーブルTVプロデューサー、右脳型でかつ守備範囲が広いマイペースなテクノロジー探検家として知る人が多いかも。ご連絡はmickey_t[at]mac.comまで。

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