広告の究極の形-「テレビCM崩壊」感想③

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 わたしは広告の究極の形は、「じゃまにならない広告」と「楽しめる広告」の2つしかないと思ってきた。じゃまにならない広告とは、欲しい情報が欲しいときに表示される広告だ。楽しめる広告とは、エンタテーメント性の高い広告。それ自体が娯楽コンテンツのような広告だ。それ以外の広告は淘汰される。商品の名前を連呼するだけのようなテレビCMや、ネット上のポップアップ広告はいずれ消えてなくなると思う。
 漠然とそう考えてきたし、このことは近著「ブログがジャーナリズムを変える」(NTT出版)にも書いた。
 ただ広告の専門家でもないので、今一つ自信がなかった。知り合いの広告マンと話する機会があるたびに「僕は究極の形をこう思うんだけど、間違ってないよね」と確認を取るように聞いてまわっていた。
 織田さんが翻訳された「テレビCM崩壊」の中で、僕の思いに近いところが書かれているので喜んだ。Joseph Jaffeさんによると、広告は「関連性(Relevance)、実用性(Utility)、娯楽性(Entertainment)を目指すべき」だという。そして「少なくても、この3つのうち、2つは同時に達成しなければいけない」とある。
 そうか実用性の高い広告でも関連性がなければならない。娯楽性の高い広告でも関連性がなければならないのか・・・。
 自分の漠然とした思いが、専門家によってより明確な言葉に落とし込まれるときの爽快感!このことだけでも読んでよかったと思った。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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