ドリコムは物作りの会社です-内藤裕紀氏

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 ドリコムの内藤裕紀さんに、同社が現在向かっている方向についてお話をうかがった。ドリコムといえばブログの会社というイメージが強いが、物づくりの会社であると内藤さんは強調する。エンジニアを多く抱えて新しい分野にも積極的に打って出ているのだという。
 具体的な新しい分野としては、1つ目がsoftware as a service(サース)の分野。自社のソフトをSaaS(サース)として提供できないかということ。2つ目は、リクルートと組んで開発中の新しいメディアの分野。不動産や人材などといったリクルート的な雑誌の「ヘッド」情報に、CGMのロングテール情報を付け加えたようなCGMのサイト構築を目指しているようだ。3つ目は広告配信の分野。今までにない新しい広告手法の開発を検討しているようだ。世の中のブログをヤフーディレクトリーのサブカテゴリーくらいに自動分類するという技術は既に開発済みのもよう。そこに広告を配信していくのかもしれない。内藤さんの話振りでは、クリックして幾らという考え方より、テレビ広告同様に何人にリーチできるか、というやり方を目指しているように聞こえる。

  • 一般ユーザー向けサービスはWeb2.0時代になっても変わらない。基本形は、広告、課金手数料、EC(物販)。そこへのアプローチが少し変わってくるだけ。
  • 企業ユーザー向けでは、software as a service(サース)的なものが出てきた。また米国のベンチャー企業などは、ほとんどすべてをオープンソースのソフトで行うところも増えてきた。従来型のソフト売り切りのビジネスと、サース的なビジネス、オープンソース関連のビジネス。この3つがどのように進展するのか注目している。
  • 従業員120人のうちエンジニアは80人。ブログの会社のイメージが強いが、自分たちでは「物づくりの会社」と思っている。3割ぐらいがブログ以外の仕事をしている。
  • 広告=コンテンツになっている業界に関心がある。不動産、求人とか。そういう分野がCGM(消費者発信メディア)の中でもビジネスとしてうまくいく分野と考えている。
  • この分野は自社だけでは弱い。ロングテールの尻尾ばかり集めてもだめ。読者は「頭」も欲しがっている。そこでそうした「頭」の情報を持っているリクルートと一緒に、ドリコム・ジェネレーテッド・メディアという会社を作った。
  • CGMをどうお金にしていくか。広告。2004年からコンテンツ連動型広告「BlogClick」を展開。
  • 今は広告手法には3つある。コンテンツ連動型。リスティング。アフィリエート。これとは違ったものを開発中。もともとデッドメディアを広告メディアに変えるもの。検索サービスもそう。検索は単なるコストセンターだった。
  • 今まだ広告メディアになっていないのはどこか。技術面で何ができるか。
  • 例えば世の中のブログをヤフーのサブディレクトリー程度にまで自動的に分類する技術。そこに広告を配信していく。1クリックいくらということではなく、テレビ広告のように何人にリーチできるかというところを見ていっている。
  • 注力分野は①サース②CGM③広告配信の3分野

内藤裕紀氏インタビュー 第1回音声ファイル」

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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