広告媒体としてのAR(拡張現実感)-ユビキタスエンターテインメント清水亮氏

News

 半年ぶりのポッドキャスト!!
 この半年間「もうポッドキャストやめちゃったんですね」といろいろな人から声をかけられた。やめたわけじゃないんだけど、英語の取材が多かったり、次の本の執筆に時間をとられたりしていた。次の本の執筆も終わり(ちなみにタイトルは「次世代マーケティングプラットホーム」に決まりそう。本日、編集者と最終打ち合わせです)、これから新しいテーマを探して取材に力を入れたいと思います。

ということでポッドキャスト再開です!といっても10月でココログのポッドキャストのサーバー台が10万円になってしまうので、10月いっぱいでポッドキャストを本当にやめるようになると思いますけど。

 さてひさびさのポッドキャストのゲストは、株式会社ユビキタスエンターテインメントの清水亮さん。独立行政法人情報処理推進機構から、天才プログラマー/スーパークリエイターとして認定された人物だけど、ほかの天才プログラマーに認定された人同様に、話がむちゃくちゃおもしろい。
 このエントリーのタイトルに広告を持ってきたのは、僕が最近広告関連の取材を続けてきたから、いまだに広告という切り口が気になるから、ということだけです。ほかにもいろいろ面白い話が満載です。

 以下は、僕が気になったコメントをただ書き出しただけのメモです。

株式会社ユビキタスエンターテインメント

  • 人類を幸福にするんだ
  • 人を幸福にするものを作る会社
  • ドワンゴにいた最初の6ヶ月は、すごい6ヶ月間だった。「何もしなくてもいい」と言われて、座ってて30万円もらえた
  • 世界で一番速いHTTPサーバーや、ネットワークの対戦ゲーム、ウェブベースのグループウエアなど、30個以上新しいものを試作品として作った。
  • 月に一本企画書を書くと、100%当たる。一本2000万円くらいの仕事。会社としても損はしてなかったと思う。
  • そのときにNTTを紹介してもらい、夏野さんと意気投合。ケータイのゲームを作った。それが当たった。
  • 会社を作ったときに思ったのは、ドワンゴの最初の6ヶ月間のようなことを永久に持続できないだろうか、ということ。
  • 研究をして、その成果をいろんな人に使ってもらうような会社にしたい、と思った
  • AR(拡張現実感)に興味がある
  • 分かりやすい例がNHKのアニメ「電脳コイル」
  • 実際に体験しなくても、脳に蓄積された経験を想起させることができればそれはリアリティ
  • セカンドライフに対するアンチテーゼ
  • バーチャルリアリティでもなんでもない
  • いっそ記号に特化したほうが、リアリティを感じることができる
  • あんまり似せ過ぎると、似てないところが気になってしまう
  • バーチャルリアリティは、まったくの絵空事を提供し、脳で合成してもらうことでリアリティを感じる
  • ARは、今ある現実を拡張することによって、現実に情報を付加したり、現実そのものを変容させる力がある
  • だからARは必ずしも、映像、画像処理技術ではない
  • オックフォード大のARが有名
  • 先端の研究は研究だけで終わりがちなので、もったいない。そこをビジネス化、サービス化して、多くの人に提供できるようにしたい
  • 大学の技術シーズの「翻訳者」のような企業になりたい。
  • ARはアミューズメント系が最初のアプリケーションになるのではないか。ほかには道案内、広告
  • 技術はつまらないものが受ける。研究者からみて「くだらない」というものが、一般的には「おもしろいもの」になる。例えば携帯電話の待ち受け画面。なので研究者の事業化は、特に日本ではあまりうまくいっていない。
  • ある意味「企画屋」
  • インターネット広告とは比較にならない、いい広告がARで実現する
  • ARのメガネで街中を見渡すと、自分の好きそうなお店だけが強調表示される。友達がいる店を教えてくれる。
  • 携帯電話の画面に「今あなたがしたいこと」を提案してくれる。ライフコンテキストに対しての提案。「ライフナビゲーション」
  • カーナビのあり方が、人工知能に今もっとも近い。同じようにスケジュールにライフコンテキストが入っていれば、次どう動くといいのかを提案してくれるもの。「メシくうなら今ですよ」「そこの本屋にあなたが欲しがっていた本が売ってますよ」これがまさにAR。最後に画像処理が道案内。
  • 画面は広ければ広いほど効率がよくなる。今、4枚の画面を使っている。
  • ARのメガネで表示できるのなら、視界全部をスクリーンにする。架空の画面が幾つもでてきてその上で仕事をしたりもできる
  • 視界一面を画面にしたり、キーボードがなくてもメガネにキーボードを表示させる技術もある。今は入力速度が遅いけれど、指の動きを例えばオックスホード大のAR技術で認識できるようになれば、入力は速くなる。
  • カメラだけで入力できる技術なので、これは非常に新しい
  • もうそろそろキーボードは不要になる
  • 個人的興味はiPhoneビジネスでどうやって勝つか
  • ZEPTOPAD
  • iPhone用のメモ帳
  • 紙のノートを使っている。おかしい。なんとかコンピューターにできないか、ずっと考えていた。何度も試行錯誤した。特に拡大縮小が難しかった。iPhoneが出たときに指2本で拡大縮小できる。ペンを使わないほうがいいのではないか。

「itblog_0223.mp3」をダウンロード

maskin
Follow me

maskin

Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
https://www.wantedly.com/users/24387
https://keybase.io/maskin
maskin
Follow me

最新情報をお届け

こっちはいろいろ

News

Posted by maskin


PAGE TOP
Read previous post:
ベンチャー企業の登竜門IIVS Launch Pad
「インフォコモンズ」(佐々木俊尚著)の読み方
秋に2冊の本が出ます
Close