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Fortune誌は、ジョブズ氏の「音楽、映画、携帯電話という3つの市場を徹底的に作り変えた」功績をたたえている、というITmediaの記事を読んで。
Appleのスティーブ・ジョブズCEOが、Fortune誌の「CEO of the Decade(過去10年で最高のCEO)」に選ばれた。
Fortuneはジョブズ氏を選んだ理由について、「過去10年間だけでも、音楽、映画、携帯電話という3つの市場を徹底的に、かつ利益が出るように作り変えた。最初に参入したコンピューティング業界に対する同氏の影響力も増すばかりだ」と述べている。
「ジョブズ氏はショーマンであり、生まれながらのセールスマンであり、現実わい曲フィールドを作り出すマジシャンであり、専制的な完ぺき主義者であるとよく言われる。まったくその通りであり、こうした人物像が彼の伝説に寄与している」(Fortune)
実は僕の友人夫婦がシリコンバレーで日本料理屋をやっていて、ジョブズがよく来るらしい。前回長期休暇と取る前に「最後に大好物を食べたくて」とやってきたらしい。その後、まったく姿を見せず、僕が6月にシリコンバレーに行った際にお店に顔を出すと、「ちょうど二日前にスティーブがきたよ。やせてたけど、よくなったみたい」という話だった。案の定、その後ジョブズは仕事に復帰した。
その店は夜しかやってないんだけど、「取締役会をここで開きたいので昼間もやってほしい」というので特別にランチタイムをアップルの人たちのためだけにオープンしたこともあるという。
あーウエイターになって話を一部始終聞きたかったぜー
いろいろジョブズの話を聞いていると、彼は「スティーブ・ジョブズ」という自信たっぷりな独裁者的経営者を演じているのかもしれないと思う。奥さんの前では子供のように甘えるし、来店するときはいつも同じ側近と二人きり。席につくと必ず「フー」と大きなため息をつくのだそうだ。大好きな日本食を食べるときにだけ、本当の自分に戻るのかもしれない。
確かに天才経営者かもしれないが、こうした話を聞くと、一人の人間としてのジョブズに親近感さえわいてくる。