シリコンバレーの水準はバブル期並に 【増田 @maskin】 @maskin

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[読了時間: 2分]

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 米カリフォルニア州 Joint Venture Silicon Valley社および Silicon Valley Community Foundationが2013年2月5日に発表したベイエリア (サンフランシスコーシリコンバレー界隈)の職業調査によれば、バブル期並の水準にまで戻っているとのこと。地元紙 サンノゼマーキュリー紙が報じている。


 それによれば、2012年、9つの郡から構成されるベイエリアでは、9万2000の仕事が増加したという。
うち、シリコンバレー(サンタクララおよびサンマテオ郡)が 46%の4万2000件増加。

 一方で、“もう一つのシリコンバレー” としてサンフランシスコもIT企業郡が集約する地域として認められ、同じような勢いで成長しているという。

 但し、給与水準があがっているかというと、企業によってかなり差があり、一概にはいえない状況と説明されている。

 そこで、数日前にリリースされて現地で話題となっていた給与検索サイト「Salar.ly」を使用していくつか調べてみることにした。

IT分野の世界の中心、給料は?




 「Salar.ly」は、ジョブタイトルや企業名、地域から給料を検索できるというサイト(2日前に公開されたが、かなりの話題で重くなることもしばしばなのでご注意を)。

 例えば、Apple, Inc.を調べてみると、上は年収80万ドルのSenior Vice President OF Retailから、20万ドルのMarketing Managerなどが列挙される。中央値 (mean) は 年収12万0087ドル。


 
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 では、Marketing Manager職で、Google, Inc.ではどうかというと、中央値は11万9556ドル。Facebookも同水準。全体では9万2203ドルとなる。UX Designerなどにしてもおよそこの水準。一般的な技術職やマネージャー職はこの水準に集中しているようだ。

 「Salar.ly」のデータがどこまで信頼できるか不明だが、筆者がシリコンバレー在住中の1998年-2001年はまさにバブル→崩壊の時期。あくまで自分の周りの話だが、マネージャー職は20万ドルとかごろごろしていたと記憶している。当時は、バンバン金を借りて企業を立ち上げて売る、みたいな雰囲気でかなりあぶない状態だった。そういう観点からすると、落ちついた成長と言えるのかのしれない。

 いずれにせよ、エリアを拡大し、熱気を帯びつつあるシリコンバレー。アジア地域の経済成長の裏に、世界で戦えるフェーズに入ったITビジネスのさらなる高みを目指そうとする人は今後も拡大しそうな雰囲気だ。

【関連URL】
・Silicon Valley job growth has reached dot-com boom levels, report says – San Jose Mercury News
http://www.mercurynews.com/business/ci_22524360/silicon-valley-job-growth-prodigious-returned-dot-com-boom-levels

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蛇足:僕はこう思ったッス
僕がシリコンバレーでバブルに直面した時は、公共広告で「十代で一躍有名になり、バブル崩壊で車すら奪われた青年を取り上げ、過度なリスクはとらないで」というメッセージが伝えられるほど混沌としていた。いいアイディアが出来たら、仲間でクレジットカードの与信枠をつかって金を借り、ガレージがトレーラー、もしくは学校の一室を無断で使いサーバーを立てる(今みたいなクラウドはないので)というスタートアップを山のように見かけた。街中がバブル。アパートメントも、月2500ドルだったのが「来月から8000ドルだ」というような大家も山ほどいた。

それから10年超。投資家層が厚味を増しているのと、さすがに勉強しているのだろうということで、そこまで悲惨なケースは見られないように思える (とはいえ、帰国後1度も渡米していないので実感としてまだ薄い)。
ただ、僕が感じたシリコンバレー地域(サンマテオより)は、スピード、ITの技術やマーケティングに関する意欲はハンパなかった。オリエンタル人口も多く、まさに10年後の今の世界を予見するような地域だったように思う。ここが熱気を帯びてくるということは、世界がITで再び熱気を帯びるということだと僕は思っている。

著者プロフィール:TechWave 編集長・イマジニア 増田(maskin)真樹
変化し続ける高エネルギー生命体。8才でプログラマ、12才で起業。18才でライター。道具としてのIT/ネットを追求し、日米のIT/ネットをあれこれ見つつ、生み伝えることを生業として今ここに。1990年代はソフト/ハード開発&マーケティング→週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの起業に参画。帰国後、ネットエイジ等で複数のスタートアップに関与。関心空間、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導。 Rick Smolanの24hours in CyberSpaceの数少ない日本人被写体として現MITメディアラボ所長 伊藤穣一氏らと出演。活動タグは創出・スタートアップマーケティング・音楽・子ども・グローカル・共感 (現在、書籍「共感資本主義」「リーンスタートアップ」執筆中)。@宇都宮ー地方から全国、世界へを体現中。

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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