「Makers Summit in福岡」にかける思いと福岡のベンチャーエコシステムの現状 【トーマツベンチャーサポート 大穂幸太】 @maskin

Fukuoka, News, StartupsハードxIT, 大穂幸太, 監査法人トーマツ, 福岡


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ハードxITにかける福岡
編集チョのmaskinです。 2012年末、福岡Rubyビジネス拠点推進会議 (F-Ruby)やAIP、Rubyコミュニティ、現地スタートアップなどのみなさんにお世話になり、福岡で濃密な時間を過ごしました。県がRubyを支援し、ハードウェア組み込み用途の「mRuby」を誕生させたことの意義は大きいと改めて思い注目をしている次第です。
ハードはITによってイノベーションを発生させることができる。それを県が主導してコミュニティとして成長しつつあることは、地方分散型のスタートアップに活力を与えてくれると思います。
ただ、組み込みの世界、ハードの世界は見えない部分も多い。そこでトーマツベンチャーサポート大穂幸太氏が、九州におけるその現状について寄稿して下さいました。イベント告知の寄稿はイレギュラーなのですが、今回はイベントを含めた一連の動きの紹介として、現地で奮闘されている方の声としてお伝えします。

「Makers Summit in福岡」にかける思いと福岡のベンチャーエコシステムの現状

tokushige

(第2回「Makers Summit」に登壇されたハード系、テラモーターズ代表取締役社長 徳重徹氏)

伝統的な会社から次世代ベンチャーまで九州の現状




  九州には、日産自動車九州工場、トヨタ自動車九州、ダイハツ九州等の大手自動車産業の工場や、ルネサス セミコンダクタ九州・山口、三菱電機パワーデバイス製作所等、半導 体関連企業の立地も多く、さらにはそれを支えるさまざまな部品産業の工場も多く立地しています。

 産学官が協力し、モノづくり人材の育成を積極的に行っており、次世代のモノづくり人材育成のためのセミナー等を数多く実施しています。このように九州には、潜在的な人材も含め、モノづくり産業に携わる人材が比較的多い地域です。

福岡のカンファレンスによるエコシステム

  近年ではスタートアップを盛り上げるカンファレンスも数多く開催されています。200社を越える独自技術やサービスを持つベンチャー企業等が参加する、九州最大級のビジネスマッチングイベントである「アジアビッグマーケット」 、及び福岡県も主催メンバーである毎月約 10 社のベンチャー企業等がビジネスプランを発表する「マンスリーマーケット」。

 そして、何と言っても今後も大いに拡大が予想される 2011 年、2012 年に開催され、1,000
人を越える動員を実現した福岡のクリエイティブ、テクノロジーの祭典「明星和楽」などがあります。

 加えて 2012 年 6 月には世界的な広告業界カンファレンスのアドテックが アドテック九州という名前で福岡にて開催されるなど世界中から福岡へ人や情報が集まっています。

 これらのいずれのカンファレンスにおいても、行政が盛んにベンチャーとのコラボレーションを行なっていることが福岡ならではの特徴です。また、VC や監査法人もそのエコシステムを一緒に作っています。

 九州、福岡は、人材や事業のサポート体制という観点からも、次世代のモノづくり産業を支えるいわゆる「スーパーベンチャー」を生み出す可能性を十分に秘めた地域といえます。

  福岡発のスーパーベンチャーを生み出すために私個人としても、先達が作り上げた九州のモノづくり産業の伝統の維持、将来のアジアにおける九州のプレゼンスの向上、次世代を担う方々の雇用創出等のためにも、九州発のスーパーベンチャーの創出を明確な目標として定め、達成しなければならないと考えてい
ます。

 福岡発のベンチャーには、2003 年 1 月設立から 2008 年 12 月と短期間で上場を果たした paperboy&co.や 35 万人のユーザーのうち、75%程度を海外ユーザーが占める(2012年 3 月)「Cacoo」などのプロダクトを生み出すヌーラボなどがあります。

 次の paperboy&co.やヌーラボがネットベンチャーからもものづくりベンチャーからも生み出して行く場としたい。我々は今回の Makers Summit in 福岡を、東京のベンチャー企業、VC 等との価値観の共有を通じた新たなイノベーションの創出、そのイノベーションがさらなるイノベーションを創出するといった「エコシステム」をつくる一つのきっかけにしたいと思っています。

■イベント名:福岡と東京のベンチャーのプレゼンバトル「スタートアップバトル」
in Makers Summit 福岡
■日時:2 月 18 日(月)18 時 15 分開始(開場 18 時~)
■於:TKP 天神シティセンター セミナールーム M-3 (地下鉄 天神駅直結)
■定員:100 名
■参加費:社会人 1000 円(会場代として)、学生無料
■タイムテーブル
・18:15-18:30 オープニング
・18:30-19:20 基調講演 「東京&福岡から世界的ベンチャーを産み出すには」
・19:20-19:30 ブレイク
・19:30-20:00 福岡対東京のスタートアッププレゼンバトル
・20:00-20:45 パネルディスカッション
「東京と福岡のベンチャーが共に成長するエコシステムを作って行くためには」

(登壇者一覧:孫泰蔵氏、リーボ 代表取締役 松尾龍馬氏、ホットプロシード 代表取
締役 湯前裕介氏、ジェイ・エム・シー代表取締役 渡辺大知氏、ヌーラボ代表取締役橋
本正徳氏、ドーガン・インベストメンツ取締役 林龍平氏、速解先生代表取締役 林直人
氏、有限責任監査法人トーマツ斎藤祐馬氏、大穂 幸太氏、Skyland Ventures 代表パート
ナー木下慶彦氏)

2/18 開催!Makers Summit in 福岡の詳細・申込は
http://eventregist.com/e/makers-f

【関連URL】
・【孫泰蔵氏が福岡で講演】2/18開催!福岡と東京のベンチャーのプレゼンバトル「スタートアップバトル」 in Makers Summit 福岡!|EventRegist(イベントレジスト)
http://eventregist.com/e/makers-f
・「目指すは製造業の野茂」テラモーターズ徳重徹氏 第2回メイカーズ・サミットから【高野元】

http://techwave.jp/archives/51778120.html
・Rubyがひらく、簡単組み込みハード開発の時代 from 福岡【増田 @maskin】
http://techwave.jp/archives/51773511.html

蛇足:トーマツベンチャーサポート 福岡事務所 大穂幸太氏と申します
oho 九州をベースに活動をしております。今回トーマツ並びに Skyland Ventures にて主催している 2012 年 12 月、2013 年 1月にそれぞれ開催され計約 350 名を動員した Makers Summit が、2 月 18 日(月)18 時より福岡にて開催されます。今回このカンファレンスをキッカケにより多くのベンチャーが福岡と全国各地を繋いでベンチャーエコシステムを作って行きたいと思い寄稿させて頂いております。

寄稿者プロフィール:トーマツベンチャーサポート 福岡事務所 大穂幸太氏
1981 年福岡県福岡市生まれ。2003 年に九州大学経済学部経営学科を卒業し、同年に中央青山監査法人福岡事務所に入所。現在はトーマツベンチャーサポート移籍。会計監査、株式公開支援、コンテンツ関連企業の会計関連助言サービス及び海外展開支援サービスを手掛けている。そのほかベンチャー企業向けの事業計画の助言なども行っている。
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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭から国内外のソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、ネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。直近では通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のIT系メディアであるスペインの「Softonic」に参加後、2016年からTechWave第三章として新興メディアの開発を再スタート。国内最大規模のスタートアップ&B2Bイベント「アプリ博」のオーガナイザー。
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