日本のヤフーを育てた井上雅博氏、交通事故で死去

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米ヤフーとソフトバンクの合弁で、日本のヤフーを創業しその成長に貢献した立役者 井上雅博 氏が2017年4月25日(日本時間4月26日)、米国・カリフォルニア州で交通事故により死去しました。1957年2月12日生まれ60歳でした。

井上氏は1987年11月にソフトバンク総合研究所に入社後、ソフトバンクで社長室・秘書室長に就任。1996年1月にヤフー株式会社を設立する際に取締役就任後、同年7月にヤフーの代表取締役社長に就任しています。2012年6月にヤフー代表取締役社長を退任するまでおよそ15年に渡りヤフーおよび日本のインターネットの進歩に大きく貢献しました。

井上氏は、日本版ヤフーの立ち上げ時から編集的な考え方をインターネット事業に持ち込み、ネットにおける日本語の言葉遣いに強いこだわりを見せていました。CGMやソーシャルメディアなどが普及する前から、コンテンツそのものの品質が事業発展の轍になることを見越していたのです。また、事業や組織、人材育成に対して非常に厳しいといわれ、成長についての高い意識をもたれていました。

日本インターネット業界の牽引役の突然の訃報を悔やむ声がソーシャルメディアなどに多く投稿されています。

【関連URL】
・【訃報】ヤフー株式会社 前代表取締役社長 井上雅博 逝去のお知らせ
https://about.yahoo.co.jp/pr/release/2017/04/29a/

蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016 当時、シリコンバレー側で日本のヤフーの誕生を観ていた僕は、米本サイト以上に親しみやすい編纂の出来具合に強く感動していた。紙のものとは違う、これまで感じたことのないコンテンツが普及間もないウェブブラウザ上に現れたからだ。デザインのフレームワークを適用させただけではない、言葉のながさ、語句の使い方、見せ方、それぞれが非常に考えられていたのだ。日本の黎明期にいきなりの本丸、そんな風に感じていた。それから5年ほど、僕は雑誌ライターとして井上氏の周辺で彼らの活動を目にしていた。当時のネット系の組織としては最も活気に満ちていたことを強く覚えているし、あのような規模もあり勢いもあり変容も多様性もある職場で働きたいと常々思ってきた。それは井上氏の手腕が導いたものだと思う。本当に惜しい人を亡くしたという喪失感で一杯だ。心からご冥福をお祈りしたい。R.I.P.

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Editor In Chief at TechWave.jp
1990年代初頭からソフトからハードまで50以上のスタートアップ立ち上げを国内外で経験。平行して雑誌ライターとして疾走。シリコンバレーでガレージベンチャーに参画後は、国内でネットエイジを筆頭にスタートアップに多数関与。ブログやSNSの国内啓蒙、ソニーの社内イノベーション事業など関与。通信キャリアのニュースポータルの立ち上げ期の編集デスクとして数億PV事業に育てた後、TechWaveにジョイン。世界最大のグローバルIT系メディアであるスペインの「Softonic」の元日本編集長
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