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外出自粛5週目 ブランドが今すべきことーBRAND PLAYBOOK by AD AGE 【岩瀬昌美 @masamiIwase1 】

-ブランドが今すべきこと-

 

消費者の考えを変えるのには通常66日かかると言われますが、このコロナという非日常でコンシューマートレンドは大きく変わっています。

今ブランドにできることは何なのか、と皆が考えていると思いますが、最新のAD AGEにBRAND PLAYBOOKという記事が出ていました。

そこから私が是非お話ししたいことを私の経験と交えてシェアさせていただきます。

1.BE CAREFUL
この時に自社のことだけを考えていると、アフタコロナにしっぺ返しがきます。アディダスが4月分のレントをドイツで払わなかった事がニュースになり、お詫びのメッセージを出しました。
“自分たちは信頼をものすごく落としてしまった。これをかいふくするには長い長い年月がかかるのは身に染みています”と、些細なことで今までビルドアップした信頼ブランドはこのような時に簡単に崩れ落ちてしまいます。
2.DON’T MAKE IT YOURSELF
文字の間隔を離した『ソーシャルディスタンス版』の企業ロゴを作成したという記事が日本で話題になっていますが、こちらは逆にビッグ NOです。
これはブランドが自分自分と言っているのと同じことで、今はそれよりも ACTIONS SPEAKS LOUDER THAN LOGOS で、
例えば、スコール会社がサニタイザーを製造したり、大手自動車保険会社のALL STATEが今交通事故が少ないから保険料を15%返金します、などと言ったアクションが人の心に響く!です。
3.CM
日本では番組自体は危機感を募った番組が多いのですが、CMになると未だに桜の下で濃厚接触でビールを飲んだりするCMが流れています。
前述のALL STATEはCEOがiPhoneで撮ったような低画像ですが、消費者に向けて「今この大変な時に私たちもできることはします」と話しかけています。
アフターコロナは来ません、もう LIFE WITH A NEW NORMALは始まっています。
貴方のブランドのかじ取りはあなた次第です。
COO&CMO at VUELOO inc.
名古屋出身。米国在住30年目。南山大学卒業。米国カリフォルニア州立大学サンディエゴ校にてMAを取得後、三洋電機本社の女性初の総合職として入社し、海外広報を担当。その後再渡米し、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校にてMBAを取得。
マルチカルチュラル広告代理店最大手の Kang & Lee Advertising や米国最大電話会社AT&T、米国初のオンラインデリバリーサイトのKozmo.comを経て、2002年にマルチカルチュラル総合広告代理店「MIW Marketing & Consulting Group, Inc」 を設立。今年で総評15年目を迎える。米系企業の広告・マーケティング戦略、および日系米国進出企業の広告・マーケティング戦略を数多く手がける。
現在は、二児の母親として母親業を努めながらも、米国において「食育(Shoku-iku)」プロジェクトを推進するため、米国最大の日系スーパーマーケット、ミツワ マーケットプレイスにてアメリカ人の子ども向けに日本食を使った食育教室を開催。また全米放送の中華系TV Phoenixなどで日本食の料理番組を担当するなど、食に関わるプロジェクトを多く手掛けている。日米において、日系企業や、働く女性あるいは大学生向けにも各種講演活動も実施。
2016年、中小機構 海外ビジネス戦略 推進支援事業 現地アドバイザー就任。
NIKKEI STYLEにて連載中。
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