[読了時間: 2分]
サーフィンのプロ大会のジャッジは得点表に成功した技のポイントを付けていく。競技セッション中のポイントを集計して優勝者が決まる。体操とかもほぼ同様だが、アクションスポーツの選手はもっとリアルな数字を求め始めている。例えば貴方がカイトボード選手だったとしたら、ジャンプの高さやスピード、回転の角度やスピード、着地した際の衝撃度など、技のポイントというよりも、いわゆる生のデータが記録したい筈だ。ここでまたウェアラブル技術の登場だ。
Xensrは3軸加速度センサー、3軸ジャイロセンサー、3軸磁気センサーそれに圧力センサーも付いている。これをiPhoneケースに仕立てたものがXensrCaseで、防水アームバンドに入れて使用する。今回の展示では、それに加えてまだ開発段階にあるXensr+を発表。こちらはOreoクッキーより小さな金属ケースに収まっていて、これをスケートボードやサーフボードのデッキ部分に穴を開けて埋め込んで使用する。Xensrは一秒間に400回のサイクル、わずか3mmの誤差範囲で3D位置データを記録する。もちろんGPSベースのソリューションとは全くレベルが違うといったところだ。マリンスポーツだけに限らず、標高差のあるダートレースとか、オートバイのジャンプ競技とも言えるフリースタイル・モトクロスなど応用範囲は無限大だ。XensrCaseは今の所iPhone 4/4s用だけで$149.95。iPhone 5/5S用やXensr+は現在開発中だ。
【関連URL】
・Kickstarterのページ
http://www.kickstarter.com/projects/840314684/xensrcasetm-3d-sports-tracking-for-iphone-and-ipod
・Xensrを付けてウインドサーフィンしている動画
http://www.youtube.com/watch?v=TyHLBe6__rc
・Xensr チームの人間離れしたカイトサーフィンの動画
http://www.youtube.com/watch?v=ie_Acz7PZDE
蛇足:Mickey’s インスピレーション
1年前にKickstarterで個人投資家を募集していたようだが、なんとか製品化にこぎ着けたようで嬉しい限りだ。スポーツ以外にもゲームやアニメーションの為のモーションデータの収録など、応用範囲は広い。また、GPS内蔵のアクションカメラと一緒に使う事で、ビデオとモーションデータを時間軸で同期しレイヤー統合した動画を作成する事で、より楽しめ利用価値がある競技記録が残せる。イベントの記録動画って自分もそうだけど、撮りっぱなしであまり見ない事が多い。Xensrを使ってビデオ動画をスキルアップの為に生かせる戦略的記録資料として残してみてはどうだろうか。The Internet of Sports。貴方はどう思いますか?