@cosmeを運営するアイスタイルの吉松徹郎さんは、ネットにとどまらずリアル社会の中でも事業を展開していくという。
- 雑誌の10倍の規模のユーザー数を抱え、広告効果が高いと評価されていても、売り上げはまだ十数億円。化粧品業界の広告費3400億円の0.5%でしかない。
- サイトをもう1つ作ったところで数億円上乗せされる程度だろう。それならネットよりもリアル社会のほうを志向するしかないと考えた。
- 店頭で商品を手に取りケータイのバーコードリーダー機能でその商品のバーコードを読み取れば、その商品に関する口コミ情報が分かる。自分との相性度が分かる仕組み。
- アイスタイルの基本は、データベース会社。
- 必ずしも消費者に人気の商品が売れる仕組みにはなっていない。店長は利ざやのいい商品、宣伝が多く打たれている商品に棚のスペースを与えがち。
- 消費者に人気の商品が売れるということを店舗に気づいてもらう仕組みが必要
- 店にカウンセリングシステムを入れていきたい
- 47都道府県のデータを細かく市町村ごとに分け、顧客データベース付きCRMパッケージを店舗に配ってしまいたい。それはアマゾンのレコメンデーションエンジンの店舗版といったところ。キオスクのようなもの。カルテシステム。
- 客のカウンセリングに使うことで、店員と客のひもづけが可能。
- 今後の戦略は、化粧品業界の深堀。ネットからリアルへ。アットコスメと何を組ませるか。メディアの横展開。しかもネット以外のメディアと組めれば。データの価値化。
「湯川鶴章のIT潮流」の登録は、以下のバナーをiTunesなどにドラッグ&ドロップして下さい。