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フィードフォースの塚田さんも取材の中で語っていたけど、マイページというのがまたしてもホットな戦場になりつつあるようだ。日本語版のテッククランチの中でも取り上げているけれど、米国のヤフーとグーグルがマイページの機能拡充を相次いで発表している。
「アバウトミー」の登場以来いろいろ考えているんだけど、僕だったら3つのマイページが欲しいなあ。
1)自分のためのマイページ(iGoogleとかマイヤフーとか)
2)外向けマイページ(アバウトミーのような感じ。ブログに貼り付け不特定多数に発信)
3)外向けマイページ(こんな感じ。仕事関係の人向けの情報発信。メールの署名部分に貼り付ける)
マイペースを巡る開発競争は過去にもあった。でもそのときは、利用できるフィード、ウィジェットが数えるくらいしかなく、限られたパーツの中から選ぶしかなかった。並び替えができるというぐらいのものだった。だからあまり利用者は増えなかった。
でも今は、フィードやウィジェットが本当にたくさんでてきているので、マイページの使い勝手が格段によくなってきている。だからこそマイページに対する注目が集まっているんだろうな。
米国ではウィジェットの数が急速に増えている。Niall Kennedy’s weblogによると、3月からの1ヶ月間だけも15%も多くなっているようだ。
Provider | March | April | Gain |
---|---|---|---|
4,226 | 4,848 | 15% | |
Netvibes | 673 | 721 | 7% |
Windows Live | 569 | 640 | 13% |
Pageflakes | 149 | 153 | 3% |
ユーザー自身がウィジェットを作って配布できるサービスがあったり、グーグルは広告をウィジェットとして配信するつもりのようだ(ネタ元・英語「Google Gadgets are now an AdSense unit」)。広告主は、標準的なサイズのウィジェットとして広告を作成すると、グーグルがアドセンスの広告ネットワークを使ってサイトやブログ向けに配信してくれるそうだ。標準的なウィジェットサイズというと結構大きいから、テキスト広告にないクリエイティブな広告が登場することになるだろう。そうなればクリック率も上がるのだろう。
さて日本のネット企業はこうした状況の中、どう戦うべきか。もちろんコンテンツプロバイダーとして、コンテンツのフィード提供、ウィジェット提供は必要になるだろう。
一方でプラットホーム事業はどうだろう。自分向けのマイページは、iGoogle、マイヤフーでほぼ決まりになるだろうから、アバウトミーのような外向けのマイページにビジネスチャンスがあるような気がする。movatwitterもその辺りを狙ってくるのではなかろうか。取材を申し込むことにしよう。