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コンテンツ・フューチャー

CONTENT’S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ (NT2X)を読了。コンテンツの未来はどうなるのだろうと疑問に思う人は多いと思う。僕のいる業界なんかの関係者もそういう人は多いし、僕自身、ここ数年そのことばかりを考えていた。
だから立場こそ違え、この本の中でインタビューを受けた人たちの迷いや不安、チャレンジ精神のようなさまざまな思いはよく分かる。僕がインタビューされたとしても「よく分からないヨー」って言うしかないと思う。
でも本当にコンテンツの将来の姿を見たいのであれば、コンテンツ制作の現場でがんばっているクリエーターや関係者に聞いても無理なんだと思う。コンテンツの将来は、そうした現場の人たちとは無縁のところで形成されるからなんだ。
それはどこかと言うと、コンテンツビジネスをマネタイズするような技術を開発する領域だと思う。コンテンツのマネタイズ技術がネット上のコンテンツのありようを変えていくのだ。
コンテンツの将来を見たければ、技術動向のその先を読むしかないのだと思う。
マネタイズ技術が確立しなければ、ネット上のコンテンツはアマチュア作品であふれかえる。コンテンツの未来はアマチュア作品の未来になる。
マネタイズ技術が確立されれば、プロのクリエーターは生き残る。それだけのことだ。
で技術動向を見たうえで、僕がどう考えるかというと、2、3年後には今のプロのクリエーターたちが生活できるだけの収益を得ることのできるマネタイズ技術が確立されるのではないかと思っている。ヒントは広告の新技術にあるのだと思う。

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