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クウジットの技術がiPhone向けYahoo!地図に採用されるんだってさ。
クウジット株式会社は、ヤフー株式会社が提供するiPhone 3GおよびiPod
touch向け『Yahoo!地図アプリ』(以下、『Yahoo!地図アプリ』)に、無線LAN電波で現在位置を推定する技術「PlaceEngine」
を提供いたします。
(発表文)
iPhoneの目玉の1つは、やはりGoogle Map。画面サイズの大きさとタッチスクリーンを用いた操作性のよさは、他のケータイの地図サービスを圧倒している。Google Mapを使えるというだけで、iPhoneを購入する価値があるとさえ思う。
とはいえ難点は、位置特定の精度の悪さ。iPhoneやGoogle Mapアプリのせいじゃなく、GPSという仕組みの問題なんだけど、現状のGPSの精度だと自動車のナビには使えても、歩行者のナビにはまったく使えない。だって自分の現在位置が大通りの向こう側にいると表示されることもあるんだもん。それに一番迷子になりやすい地下街ではまったく使えないし。
その点、クウジットの技術はGPSによる位置特定ではなく、周りに飛んでいる無線LANの電波が幾つあり、その強弱はどうなっているのか、などという電波状況を把握し、それをサーバー上に蓄積されている電波状況データと照合、同じ電波状況データが存在すればそのデータを記録した位置が現在地である、と認識する仕組み。電波状況のデータはまるで指紋のように、2つと同じものがないそうだ。
クウジットの技術を搭載することで、Google Mapの弱点であった位置特定の精度が大幅に向上するだろうし、地下街でも地図を利用できるようになる。iPhoneの目玉が、Google MapではなくYahoo!地図になるのではなかろうか。
こうしたことができるのもYahoo!Japanが日本の会社(ソフトバンクの子会社)だからなんだろう。Google Japanは米Googleの子会社なんで、ローカルの事情やテクノロジーへの対応に遅れがち。やはりインターネットのサービスレイヤーでは、ローカル企業が圧倒的に強く、欧米企業恐るるに足らずということなんだろうか。