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Tinkerは日本人向けtwitterクライアント(今日のつぶやきから)

twitterが日本でキャズムを超えるかどうかのポイントは少なくとも2つある。1つは、ハッシュタグとか、ギーク向けの仕組みを一般ユーザー向けにお化粧しないといけないこと。もう1つはケータイ対応。

広告ネットワークのグラムがサービスを開始したtinkerは、そのお化粧の1つの試みということなんだろう。#sekaicameraというハッシュタグが「セカイカメラの世界を楽しもう」というタグに自動変換される。tinkerでは、「タグ」ではなく「イベント」と表現されているけど。

グラムはファッション関係の広告ネットワークだから、若い女性向けのtwitter利用にいち早く乗り出して、若い女性のコミュニティの中で重要なポジションを得ようということなんだろう。

メディア企業、広告企業の戦略の1つの形だと思う。メディア企業の仕事はコンテンツを作ること、広告会社の仕事は広告枠を売買すること、という発想から脱却できないと、こうした発想の柔軟な新興企業に足元をすくわれることになりかねないと思うよ。

会社のコラムでも書いたけど、今はオンラインメディアのパラダイムシストの真っ最中。今しっかりしたビジョンを持てるかどうかで、数年後の業界勢力図の中での地位が大きく変わると思う。

キャズムを超えるもう1つのポイントであるケータイ対応に、グラムはどのように動いてくるのだろう。今回のtwitterクライアントは、米国開発のものをローカライズしただけだったから比較的簡単だったかもしれないけど、ケータイ対応は日本独自で立ち向かわなければならないだろうな。

今日のそのほかのニュースとしては、ノキアがソーシャルメディアのベンチャーを買収したことが面白いと思った。日本のハードメーカーもソーシャルメディアの企業を買収して、ハード、ソフト、サービスを統合して提供しない限り、価格競争を仕掛けてくる台湾、中国、韓国メーカーに勝てないと思うんだけど。どう思います?

ほかのニュースに関しては、下のつぶやきをご覧ください。

Tue, Sep 29

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