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iPhoneへの本格挑戦、アンドロイドケータイ「Droid」の特徴を調べてみた

「機は熟した。これからアンドロイドケータイは爆発的に普及する」。グーグルCEOが決算発表会でiPhoneに対して事実上の宣戦布告したかと思えば、モトローラ製のアンドロイドケータイ「Droid」が早ければ10月末までに米国で発売されることが明らかになった。通信会社は米最大手のベライゾン。米国ではiPhoneの専属通信会社AT&Tに対する不満が募っているようで、Droidの発売で米国の先端ユーザーがアンドロイドケータイに移行する可能性もある。米国メディアの騒ぎぶりからみても、Droidにかなり期待感が高まっているようだ。(参考記事:テッククランチ「Android携帯のDroidは、iPhoneに対する本物のチャレンジャーになる」)

写真は既にいろいろ出ている(こちら

▼期待感の高まりはそれだけで価値がある

 実態がどうであれ、期待感が高まればどうなるか。開発者がアンドロイドのアプリ市場向けを優先するようになる。アンドロイドのアプリ市場に話題性の高いアプリが揃う。アプリが揃えば、ユーザーが集まる。ユーザーが集まれば・・・と、正のスパイラルに入る可能性がある。

▼Droidの特徴

 それでは現時点でうわさされているDroidの特徴を幾つか。
 米国では既にDroidのCMが流れているようで、「キーボードがない」「複数のアプリを同時に動かせない」「5メガの写真を撮れない」「カスタマイズできない」「ウィジェットを動かせない」「オープンな開発ができない」「暗闇で写真が撮れない」「電池交換できない」など、iPhoneの課題とされる部分を指摘し、Droidではそれができるかのようなメッセージが流れている。だからこうしたことができることが、まずはDroidの特徴なのだろう。
 ほかにどのような特徴があるのだろうか。

phandroid.comによると、次のような特徴があるという。

 僕が気になったのは、以下の点。
 Layersというのは確かセカイカメラのようなAR(拡張現実)のアプリのこと。ARとグーグルマップが連携するということなんだろうか。
 Car Homeは、カーナビのアプリ。これも標準装備になるのだろうか。
 Facebookをネイティブでサポートしているし、連絡先の名前や写真をタップするだけで、ソーシャルメディアを通じてメッセージを送れるみたい。僕はケータイ自体がソーシャルメディアになっていくと思っているのだが、Droidがソーシャルメディアとの連携に力を入れているところをみても、その方向に進んでいるということだろう。

▼米国以外での発売はあるか

 ヨーロッパでは発売の見込みという情報がある。
 日本ではどうだろう。今朝からtwitterでDroidの話をつぶやいていたら、@ke_nから「モトローラの携帯端末事業、日本から完全撤退してるから…難しいと思いますよ」というメッセージをいただいた。うーん、残念!

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