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 tsudaるからwaveるへ-進化するセミナー、教育

津田さんがどこかのセミナーで、「自分の名前を動詞として使われるのはあまり嬉しいものではない」というようなことを言っていたので、Tsudaるって言葉使いたくなかったんだけど、使ったほうが一発で趣旨を理解してもらえると思ったんで見出しに使いました。ごめんなさい。
 さて津田大介さんがセミナーなどをtwitterを使って実況中継する、いわゆるTsudaるという行為が非常に大きな価値を生んでいるのはご存知の通り。
 セミナー参加者にとって要点の理解に役立つし、終了後の記録にもなる。また参加していない人も情報が伝わるし、そこにいないにもかかわらず、会場との一体感を共有することもできる。
 これだけの価値を生むわけだから、セミナー主催者も、より多くの参加者がTsudaれるように環境整えるべきだと思う。会場での電源の確保や無線LANの提供を始め、Tweetをまとめたウェブサイト作りが、長期的に見ればセミナー主催者の当然の業務になっていくと思う。
 そして、セミナーは講演者と参加者の共同作業という形に進化していくのだと思う。
 その進化の方向に向かう中でTwitterを超えるツールも当然、登場してくると思う。その最初の候補がGoogle Waveである。
 今のところまだ招待制で実際に試したことない人多いと思うが、誰でもが使えるようなり、セミナー内で使う人か増えれば、セミナーの形も変わるような気がする。
 みんなでセミナーの要点をまとめ上げるのである。Wikiを作り上げるようなものだが、ただGoogle Waveのほうがwikiよりリアルタイム処理が得意なのだと思う。多くのひとが同時に書き込んでもいいように、Google Waveは設計されている。
 Google Waveは授業にも使えるのではないか。授業の要点をまとめるだけでなく、授業内容に関連する情報を生徒みんなで持ち寄って協力しあって理解を深めていく。成績もどれだけGoogle Waveの書き込みに協力したかで決められるようになる。そうなれば、教育の形も変わっていくのではないだろうか。先生が一方的に教えるのではなく、生徒が協力しあって学んでいくという形がこれから教育の形になるかもしれない。教育もフラットにP2Pになるわけだ。その方向への進化が始まったのだと思う。

 

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