サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

Google Phoneは韓国で産声を上げる、といううわさ

Google Phone…Googleブランドの携帯電話…が来年初頭にいよいよ発売みたい」というTechCrunchの記事から。

 まあ以前からうわさはあったけど、グーグルの中の人は「そんなことは絶対にない」と発言したりした。だけど、TechCrunchのMichael Arringtonが「これはもう噂ではなくて真実だ」と自信たっぷりに書いているので、ほんとかもしれない。それにしてもTechCrunchってすごいなあ。テクノロジーの分野では、従来型マスメディアよりも特ダネをより多く取るようになってきている感じがする。やはりこれからのメディアはブログだね。優秀な記者がブログに移っていけば、ブログこそが報道の中心になるような気がする。

 それはさておき、グーグル自身が自社ブランドでケータイを開発することがいいのかどうかで、グーグル社内でもいろいろ議論があったことは容易に想像できる。問屋が安売り大型店を自ら運営すると、問屋から商品を買っている小売店が怒る、という構図。問屋は問屋に徹したほうがいいのではないか、という議論があるんだが、今やグーグルはかなりのブランド力を持っているわけだし、アンドロイドフォンというブランドよりもグーグルフォンというブランドで売ったほうが多く売れるに違いない。ということでメーカーのほうでも、グーグルブランドを使いたいと思っているところが多いかもしれない。特にブランド力の弱いアジアメーカーはそうだろうなあ
 ただグーグルのブランドを使って売りたいのなら、グーグルのブランドに恥じないようにグーグルの思い通りにケータイを開発したい、とグーグルは考えるだろう。ケータイはこうあるべきだというグーグルの考え方が、このグーグルフォンに込められるんだろうなあ

 この記事で気になったのが、「今得られる最良の情報は、Google Phoneは韓国で産声を上げると言っている」というところ。そうかやっぱり韓国メーカーか。これから韓国メーカーはますます力をつけていくんだろうなあ。

追記 IntoMobileが「Do not believe TechCrunch, there is no Google phone」と記事を出して追いかけてきた。「テッククランチを信じるな。グーグルフォンなんてない」という刺激的なタイトルをつけている。

Tom Krazit from C|Net had a chance to speak to Andy Rubin, Vice President of Engineering for Android at Google. He confirmed my sneaking suspicion that Google would never hurt their partners:

    “We’re not making hardware, we’re enabling other people to build hardware.”

    And he later added Google does not want to “compete with its customers”.

 米cnetのTom Krazitさんが、グーグルのアンドロイドの責任者の一人 Andy Rubinさんに直接話を聞いて「グーグルフォンはない」というコメントを取ったんだという。「消息筋によると」ということじゃなくて、名前まで出しているんで、こちらのほうが有力情報かも。
 まあ特ダネ合戦は見ていて面白いので、どんどんやってください。

モバイルバージョンを終了