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ID戦争勃発?米YahooはFacebookと、 GoogleはTwitterと連携

追記・お約束の解説は「TwitterとFacebookの時代がきた」というタイトルの別エントリーにしました。

 米Yahoo!がFacebookとの連携強化を米時間2日午前6時29分に発表したかと思えば、Googleが同日午後2時にtwitterとの連携強化を発表した。
 Yahoo!&Facebook連合とGoogle&Twitter連合の戦いという構図に進展することを意味するのか、それともYahoo!、Googleといったこれまでの時代の覇者が、Facebook、Twitterという新興勢力の力を認めざるを得なくなったと見るべきなのだろうか。

 まずはYahoo!の発表文を見てみよう。

in the first half of 2010 we will open the door between two of the Internet’s largest online communities. You will be able to see your Facebook friends’ activities on Yahoo! and share Yahoo! content – ratings, photos, article comments, and more – directly on your Facebook stream.  We’re doing this by deeply integrating a service called Facebook Connect across Yahoo!  properties worldwide, which we announced today.

2010年前半にネット上の最大コミュニティのうちの2つの間のドアが開くことになる。ユーザーはFacebookの友人のアクティビティをYahoo!上で見ることができるようになる一方で、レイティングや写真、コメントなどのYahoo!上のアクティビティがFacebookのストリーム上で見ることができるようになる。技術的にはFacebook Connectという仕組みを世界中のYahoo!サイトに深く取り込む。

In the future, you’ll be able to choose where you want to update your status message – from destinations across Yahoo! – or directly on Facebook.

将来的には、ユーザーはYahoo!上でもFacebook上でも現在のステータスをアップデートできるようになる。

 次にGoogleの発表文

Today, we’re bringing Twitter and Friend Connect even closer together. Now you can join one of over nine million Google Friend Connect sites using your Twitter login. Once signed in, your Twitter profile will be automatically linked and you can tweet your new site membership, share discussions from the comments gadget, and invite your friends via Twitter.

 これは直訳するだけだと分かりづらいので簡単に説明しよう。
Google Friend Connectは900万以上のサイトに利用されているんだけど、これらのサイトにTwitterを使ってログインできるようになるということ。ユーザー登録する際に、「GoogleのIDで登録しますか。TwitterのIDで登録しますか」と聞いてくるので、「TwitterのIDで登録」を選び、TwitterのIDとパスワードを入力すれば、Twitterのサイトにジャンプし、「このサイトがアカウントデータを使うことを許可しますか」と聞いてくるので、「許可する」を選択するだけ。
 それだけでTwitterに使っているアバターや名前が新しいサイトでも表示されるようになっている。
 またそこで「このサイトに登録しました」とTwitter上でつぶやき、友人をこの新しいサイトに誘うこともできる。
 そのときに友人を誘わなくても、いつでも設定のページで自分のTwitterの友人リストの中からサイトに誘いたい友人を選んでメッセージを送ることもできる。
 また新しいサイトのコメント欄でコメントすれば、自動的にTwitterにダブルポストすることも可能だ。

 一方でサイト運営者にとってみれば、面倒な個人情報の管理の手間が省けるメリットがあるわけだ。

 

これから青山ブックセンターで行われるコバヘンとのトークライブに出かけるので、この2つの発表がどういうことを意味するのかは追記として書きたいと思う。

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