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SEOはもはや重要ではない?

 最近このブログのアクセス解析を見ていると、かなりの部分のアクセスがTwitter経由で来ている。検索経由のアクセスを大きく引き離しているのが現状。今後アメーバやグリーのTwitter風ミニブログが普及すれば、同様の影響がかなり広範囲なサイトに出ることは簡単に予想できる。ということは、検索エンジンの上位に表示させるための取り組みであるSEO(検索エンジン最適化)は、その有効性を失いつつあるということなのだろうか。
 そんなことを考えていたら、シリコンバレーの有力ブロガーのRobert Scobleさんの2010: the year SEO isn’t important anymore?を書いていたので面白く読んだ。
 やはりScobleさんもSEOの重要性が低下していると感じているようなのだが、その根拠が僕と少し違う。彼がそう感じるのは、例えば彼が住むHalf Moon Bayの寿司レストランを検索したところ、SEOをやってそうもない寿司レストランが検索結果の上位に表示されるのだという。SEOに取り組んでなくても上位に表示されるサイトが増えているというのだ。
 アメリカのGoogleでは、検索結果のページの真ん中にリアルタイムボックスとでもいうべきTwitterやGoogle Newsの検索結果が表示されるところがあるんだけど、そこはもちろんSEOでどうにかなるものでもない。

 でもそれ以上に従来からあるSEOだけではどうにもならないくらいにGoogleのアルゴリズムが進化しているのだと言う。

there’s something deeper going on. Google has built systems that aren’t Page Rank controlled anymore and are giving far better analytics to small businesses than they did a year ago. They know a LOT more about your behavior now other than you clicked on a link, even to the extent that they know whether you called that business or bought something and THAT is changing the skills SEO/SEM types need to have.

 より深いことが進んでいる。GoogleはPage Rankでコントロールされないシステムを構築した。1年前に比べ中小企業にとって、より優れたAnalyticsが提供されている。Googleはリンクをクリックするということ以上のことを知っている。どのお店に電話し、何を買って、とかいうことも分かるようになってきている。SEOやSEMの担当者に必要なスキルが変わってきているんだ。
new breed is going beyond just search engines to provide holistic systems that find and track customers not only on search engines like Google and Bing, but on social networks like Facebook and Twitter.

 検索結果を最適化するだけじゃだめで、検索エンジンに加えFacebookやTwitterのようなソーシャルネットワークを含むより全体的な取り組みというものが必要になってきてますよ、という話だ。

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