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広告・マーケティングの常識を一変させるソーシャルメディアの津波

TechCrunchの欧米企業のマーケティングはソーシャルメディアに大きく傾斜という記事を読んで。本当にそうなってきているなという感じがする。

 独立してからありがたいことに社内講演、顧問、アドバイザー契約のお話を幾つかいただいているのだが、ソーシャルメディアマーケティングに関する話が聞きたい、という要望が多い。特に外資系企業の日本法人から依頼をいただくケースが増えている。US本社ではこれまでのマーケティング手法からソーシャルメディアマーケティングに軸足を移したので、日本支社でも同様の取り組みを進めろ、という指示がきているようだ。ところが日本では周りを見渡してもソーシャルメディアマーケティングに乗り出しているところがほとんどないので、僕のようなところに依頼が来るのだろう。
 TechCrunchは総合マーケティング・サービス企業のAlterianのソーシャル・メディア・マーケティングの普及状況に関する第7回年次調査レポートの中から次のような項目を引用している。

回答の66%は2010年にソーシャル・メディア・マーケティング(SMM)に「投資する」と答えている。そのうち、40%は従来のダイレクト・マーケティング予算の5分の1以上をソーシャル・メディア・マーケティングにシフトさせると回答している。

さらに回答者の3分の1以上(36%)がソーシャル・メディアのモニタ、分析のためのツールに何らかの支出をしていた。

 僕も最近はソーシャルメディアマーケティングのことをいろいろ調べているのだが、どうもこれまでのマスメディアマーケティング、クロス・マーケティングとはかなり違った手法、考え方が必要になってきているようだ。
 まあ僕も爆発するソーシャルメディア [ソフトバンク新書]という本も書いたし、ソーシャルメディアのことはそれなりに理解していたつもりだが、最近のUSでの理論武装がかなり進んできたという印象を受ける。やはりソーシャルメディアに対してはトップダウンで全社的に対応しなければならないので、それなりの理論武装が必要になってくるのだろうと思う。
 それと日米両方で、成功事例が出始めたので、これからソーシャルメディアマーケティングに切り替える事業会社が増えてくるのではないだろうか。

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