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ustream出資でアジアのモバイル市場を狙うソフトバンク

 ソフトバンクがライブ動画配信サービスのusreamに出資した。以下、ソフトバンクの発表文から。

当社は、インターネットを利用したライブ動画の配信サービス(ビデオストリーミングサービス)を提供する、Ustream, Inc.(ユーストリーム、本社:米国カリフォルニア州、社長:John Ham(ジョン・ハム)、以下Ustream)に対し、2010年1月29日に約2,000万米ドル(約18億円、出資比率13.7%)を出資しましたのでお知らせします。今後2011年7月までに追加で株式を取得できるすべてのオプションを行使した場合には、合計で約7,500万米ドル(出資比率30%強)の出資になり、同社の筆頭株主になる予定です。

 この発表文には書かれていないが、ustream自体の英語の発表文ではアジア市場はライブ動画配信で未開の市場であり、これを開拓していく、と明言している。

Asia offers a significant, untapped market opportunity for streaming video,” said John Ham, Ustream founder and CEO. “SOFTBANK will enable us to develop this opportunity and deliver on our vision of live streaming video everywhere. We look forward to deploying these resources to accelerate our growth in the United States and Asia Pacific.

 ソフトバンクはいろいろなネット事業に投資しているのだが、今回は筆頭株主の地位を狙っているし、結構本気みたい。

 アジア市場を押さえるというのが、ソフトバンクの孫正義社長の悲願なので、ustreamと一緒になってアジアで大きく動こうということらしい。

Ustreamは2007年3月に事業を開始し、PCやスマートフォンを通じて、誰でも美しいライブ動画を配信・視聴でき、また配信された動画をいつでも視聴できるサービスを提供しています。月間で5,000万人以上の視聴があり、メディア・コンテンツホルダーと連携した多くのプレミアムコンテンツ(映画や音楽、スポーツ関連映像など)も配信しているのが特長です。また、TwitterやMySpaceとも連携しており、ユーザー同士が映像を見ながらコミュニケーションをとることができます。さらに、iPhoneでのアプリケーションのダウンロード数は150万を超え、利用者数は急増しており、今後さらなる成長が期待できます。

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