世界の主要携帯キャリアは2月16日、携帯電話アプリケーションを提供する組織基盤を確立するため、非営利団体「Wholesale Applications Community」(WAC)を設立しました。参加キャリアは、米AT&T、中国移動通信、ドイツ・テレコム、ソフトバンクモバイル、NTTドコモなど24社。顧客数を合計すると全世界で30億人以上にのぼるようです。
携帯向けアプリケーションプラットフォームは、iPhone、Android、Symbian、BREW、Moblin、OneAppなど数えればきりがないほど存在しており、アプリの共通化が極めて困難な状況でした。
WACはまだ各社検討段階で、今後どうなるか全く見えませんが、細分化した市場が統合されることでユーザーメリットが生まれるのではないかと期待しています。WAC参加キャリアとしては、スマートフォンで快進撃を続けるアップルの「iTunes App Store」に対抗しようとしているのでしょうけど。
([英語]公式リリース
http://www.gsmworld.com/newsroom/press-releases/2010/4633.htm)
([公式] NTTドコモ「Wholesale Applications Community」参画への覚書締結
http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/100216_00.html?ref=nr_index )
著者：ジェローム・ディマジオ
販売元：日経BP社
発売日：2009-02-11
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(増田(maskin)真樹)
1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。
週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連雑誌で活躍。
独立系R&D企業のマーケティング部責任者の後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの立ち上げに参画。
ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。ニフティやソニーなどブログ＆SNS国内展開に広く関与。
現在、複数のメディア系ベンチャー企業にアドバイザー・開発ディレクターとして関与。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。詳しいプロフィールはこちら。