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Twitterが広告の仕組みを近く発表へ

 Twitterを運営する米Twitter社の収益化責任者のAnamitra Banerji氏は、米カリフォルニア州で開催された広告業界の会合で、Twitter上での新たな広告の仕組みを近く発表することを明らかにした。

 MediaPostNewsが伝えたもので、会合の中のパネル討論会にパネラーとして参加したBanerji氏は、司会者の「Twitterとして新しい広告の仕組みを近くスタートさせる可能性があるのでは」という質問に対し、「その通り」と答えたという。会合後のMediaPostNewsの取材に対しBanerji氏は「広告プラットフォームを開発中なのは事実。だがまだテスト段階だ」と答えている。


 Banerji氏はパネル討論会の中で、フットボールの祭典スーパーボウルの際に、ハーフタイム時に流れたコマーシャルに対するユーザーのTweetの数の推移を示すグラフを表示。Twitter上では広告主企業に対するユーザーの関心の度合のリアルタイムの変化をこのように日々観察できると指摘し、こうしたグラフを見ながら「広告主企業がユーザーの対話の中に参加すれば、グラフにどのような変化が起こるのだろうか」と語ったとされる。

 広告プラットフォームがどのようなものになるのか具体的な言及はなかったようだが、上の発言から、広告ブランドに対するユーザーのTweetに関するデータを解析する仕組みと、それに対して的確なメッセージを発信できる仕組みをTwitterとして提供することを目指しているように思われる。

 またBanerji氏は、「Twitterはプラットフォームである」という考え方を示し、広告の内容までコントロールするつもりはないとしながらも、ユーザーの邪魔になるような広告は長期的にみてTwitterにとっても問題であるとして「(ユーザーに受け入れられる広告になるように)できる限りのことはするつもり」と語っている。

 MediaPostNewsの報道を受け、GigaOmは3月12日に開催されるSouth by Southwest conferenceという会合でTwitterがこの新しい広告プラットフォームを発表する可能性があるとする業界関係筋からの情報を紹介している。関係筋によると、新旧のメディア企業を含む大手数社のパートナー企業と協業することになるという。

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