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マイクロソーシャルコミュニケーションサービス「Talknote」【東京Camp】


自他共に認めるツイッター中毒の私。でも、同僚や友達、その他いろいろな方とツイッターでコミュニケーションを楽しむ一方で、従来の携帯メールでもコミュニケーションをとっています。本当に近しい仲間や家族とやり取りをする携帯メールがない生活は考えられない。そんな携帯メールに代わるインフラが、東京 Campで出会った「Talknote(トークノート)」。2010年3月中のテスト版リリースを目指して現在開発中のマイクロソーシャルコミュニケーションサービスです。

「Talknote」は世界初、日本の携帯とスマートフォンを使ったリアルタイムコミュニケーションを可能にするアプリ。「Talknote」では参加人数最大10人の「ノート」を作成することができて、その限られたメンバー間でクローズドなコミュニケーションを楽しむことができます。サービスの何よりの特徴は、その「リアルタイム性」。ほぼ常時接続に近い頻度で(3秒に1度)更新情報を取りにいくことで、ユーザが更新ボタンを押さなくてもどんどん投稿が流れていく仕組み。会話のログは自動で半永久的にサーバに保存されるため、いつでも過去に遡ってみることができます。


最初にサービス内容を耳にしたとき、マイクロコミュニケーションというキーワードで勝手にツイッターを連想していました。なので、どう棲み分けをするのか?がすごく気になったのですが、「Talknote」はむしろ携帯メールに代わるものなんだ、ということが利用シーンや共有する相手からわかってきました。例えば親とのコミュニケーション。電話をすることもありますが、私の場合ほとんどメールで行っています。友人にしてもそう。親友の相談ごとを聞くためにツイッターで公開悩み相談はしませんよね。でも「Talknote」ならメールと同じようにクローズドでありながら、より早いコミュニケーションが楽しめる。また、電話の会話が終わらないうちに電車に乗らなくてはいけないとき。続きを話したくてもメールだと嫌でもタイムラグが生まれてしまう。「Talknote」なら中断された会話の続きを、電話と話すのと同じ感覚で続けられちゃうんです。これは便利。

現在プラットフォームはモバイルに特化していて、各種日本のキャリア、またiPhoneでの提供を予定しているそう。今回お話を聞いた「Talknote」代表の小池温男氏に競合について訪ねてみると、「Yammer」というサービス名が上がりました。「Yammer」もつい最近同じドメイン間というハードルを取っ払って、誰とでもクローズドな会話ができるようになりました。でも日本での知名度や導入率はまだまだ。また「Talknote」のターゲットはあくまで個人という点でも異なります。将来的には追加機能が楽しめるプレミアム版などを用意することを検討しているそうです。

テスト版がリリースされたら早速使ってみたい。ちなみに小池氏がテスト版で4人の友人とノートを作ってみたところ、2日で250回の更新があったとか。参加してるお友達は皆さんツイッターもやっているというからスゴイですね。近しい人だからこそコミュニケーションがおろそかになってしまいがち。誰もが持つそんな不満を解消してくれる、日本の「マイクロ」ソーシャルコミュニケーションのスタンダードとなるサービスかもしれません。リリースをお楽しみに!

【インターンブロガー】三橋ゆか里

肩書きウェブディレクター、フリーでお仕事してます。ツイッターIDは”yukari77“。

個人で運営している【TechDoll.jp】というサイトで、海外のテクノロジー、ソーシャルメディア、出版、マーケティングなどの情報を発信しています。目指せタイムリーな情報発信!

これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。

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