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SIMロック解除といった業界の動きに先駆け、日本通信は3月23日、SIM だけが入っているパッケージ製品「通信電池 b-mobileSIM(ビーモバイルシム)」シリーズを4月5日から販売し始めると発表した。
SIMカードはデータ通信対応で、ベストエフォート 300kbps 超(上下)の 3G ネットワークを2980円で1カ月使い放題できる。もちろん通信費込みなので、かなり割安感がある。さらに1年間2万9800円(月額換算2483円)と6カ月1万4900円のパッケージも用意されている。
まもなく発売となるiPadはSIMフリー端末。
これがiPadで使用できると最高だ。
ところが、同社のTwitterアカウントによれば、
iPadはSIMフリー端末なのですが、、、今回発売するb-mobileSIMは日本の携帯電話で使われているSIMカードと同じサイズなので、残念ながらiPadでは使えません。
とのこと、今後、様々な形状のSIMカードに対応すると表明しているが、今回発売されるSIMカードは、残念ながらiPadには挿入できない。
おあずけである。
但し、この製品のニュースリリースには
NTTドコモ3Gネットワーク用のSIMカードが入っており
ということが示されている。
NTTドコモは、2010年1月に行われた決算説明会で「(iPad対応のSIMは)数ヶ月程度で対応できる」としている。
iPad対応SIMの対応にも前向きなので、早い段階で対応のmicroSIMが出荷される可能性が考えられる。
今後に期待しよう。
ところで、SIMフリー端末向けSIMは、どういった端末が対象になるのだろう。日本通信によればSIMフリー端末は国内で20万台ほどしか使用されておらず、筆者も思いつくのはAndroidやBlackBerryなどの並行輸入品くらいしかない。
「b-mobileSIM」の登場により、海外の良質な通信端末の利用が促進されるのは決して悪いことではない。この流れが、国内関連企業に良い風が吹くことにつながれば幸いだ。
[公式 日本通信 日本通信、SIM ハ?ッケーシ?製品を発売へ]
[公式 NTTドコモ 2010年3月期 第3四半期決算説明会]
(増田(maskin)真樹)
1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。
週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連雑誌で活躍。
独立系R&D企業のマーケティング部責任者の後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの立ち上げに参画。
ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。ニフティやソニーなどブログ&SNS国内展開に広く関与。
現在、複数のメディア系ベンチャー企業にアドバイザー・開発ディレクターとして関与。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。
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