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デザイナーや編集者などクリエイティブな仕事に関わる人はMac使い、そうでない人はWindowsというイメージができあがっていますが、タブレットに関してはどうやらそれが逆転しそう。さすがに仕事の効率や生産性を歌うマイクロソフトだけあって、”Courier”も当然そこは抑えているのだけれど、そのターゲットはクリエイティブのプロフェッショナル。以下の動画でも、あるクリエイティブな仕事に携わる女性が、クライアントの訪問から協働するデザイナーとの情報共有、自分のアイディア収集からアウトプットまでを”Courier”ひとつで実現しているストーリーが描かれています。
“Courier”のベースにあるコンセプトは”infinite journal”。ジャーナルには、ペンで自由にメモや文章を書いたり、タブレット内蔵のカメラで撮った写真やウェブから拾ってきた素材を貼り付けてスクラップすることができちゃう。ウェブページにある好きな箇所を四角で囲んで切り取って、付箋として貼り付けることも可能。ひとつひとつのジャーナルがアイディア集。ブレインストーム、情報収集、情報の整理整頓、モックアップなどを作るところまで、一貫して”courier”が可能にしてくれる。もちろん、一緒に仕事をする仲間に特定のジャーナルを共有することもできちゃいます。
残念ながら、この動画はあくまでコンセプト動画。実際にこれが製品になって、私たちの手元に届くかどうかは、まず先行スタートを切る”iPad”にかかっています。タブレットという新たな市場が開拓されれば、「ユビキタスコンピューティング」をビジョンに持つマイクロソフト、そしてグーグルなどが参入してくる可能性は十分に考えられます。
今後の海外の動きにも期待が高まりますが、結局のところタブレットはモバイルの進化系。かつてZaurusでモバイル端末の王者だったシャープや、ソニーといった日本のメーカーにも頑張ってほしい。アメリカで繰り広げられるタブレット戦争に刺激されての随従ではなく、ガジェットといえば日本のお家芸だったウォークマン時代のように、それを数段飛び越えたところを目指してほしいです。
【おまけ】
アップル、スティーブ・ジョブスが生み出す製品に人々が心躍らされる理由って、スティーブやアップル社員たちのこのスピーチに少なからず影響されてる気がする。Neil Curtis氏が編集した”180秒で観るiPadのキーノート”。これだけ”Beautiful”とか”Great”とか連呼されたらね…。
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