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Twitterユーザー必見! 画面&ファイルを共有するなら「CloudApp」がいいかもしれない 【増田(maskin)真樹】

 LineBreak S.L.は4月1日、画像や動画、リンク、ミュージックなどをすばやくWebで共有するためのオンラインサービス「CloudApp」の提供を開始した。ウェブからの利用も可能だが、Mac OS X専用のアプリケーションを使用することで、これまで経験したことのないような使い勝手を体験できるようになる。


 操作は実に簡単。Mac OS Xのメニューバーに表示される「CloudApp」のアイコン(雲マーク)に、ファイルやURLをドラッグ・アンド・ドロップするだけ。

 アップロード完了のアナウンスが出た時にはもう、クリップボードに「http://cl.ly/CF6」という感じで圧縮URLがコピーされている。この圧縮URLをTwitterやメールにペーストして送付すれば、他の人にその情報を共有することができてしまう。

 同様のサービスで画面スナップショットを撮影すると自動でウェブにアップしてくれる「Gyazo」というものがあった。増井俊之さんが開発したサービスだ。ユーザー登録が不要で、Mac OS Xのみならず、Windows、Linuxと幅広いプラットフォームに対応しているというユーザー・フレンドリーさが評価されている。

 「CloudApp」はgyazoと似ているばかりか、実はOSの「スナップショット」で撮影すると自動でCloudAppにアップロードする機能も提供されている他、アドオンでアプリケーションと連携するようなことも可能だったりする。

 実際どんなインターフェイスかというと、先程の「雲アイコン」をクリックすると以下のように共有したファイルの履歴が表示されるのだが、その右側に閲覧数が表示されてしまうのだ。詳しいことはウェブインターフェイスで確認する形になるが、ほとんどは「雲アイコン」とメニューで済んでしまう。

機能拡張の一例
・「Aperture」画像のアップロード
・「Firefox」閲覧中のページURLをアップロード
・「Google Chrome」閲覧中のページURLをアップロード
・「Photoshop」 「frontmost canvas」?のアップロード
・「VLC」動画プレイヤー。動画のスナップショットのアップロード。

 もう一つ、画像やリンクをTwitterで共有できるサービスといえば「Tumblr」がある。“Tumblrを利用して、画像等をアップロード、自動でTwitterに投稿すればいい”、という発想もあるのだが、「CloudApp」のスピード感は別次元のような気がする。

 投稿用iPhoneアプリも近日公開となっていたりと、うまくアプリと組み合わせることで、より便利になっていく「CloudApp」は、Twitterを中心としたリアルタイムコミュニケーションを加速する必須ツールとなるような気がする。

(が、早くUbuntu版アプリも出して欲しい。まあシェアの大きいWindows版もあってもいいのかも)

[公式] http://www.getcloudapp.com/

(増田(maskin)真樹)

著者プロフィール:増田(maskin)真樹

 1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。
 週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連雑誌で活躍。
 独立系R&D企業のマーケティング部責任者の後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの立ち上げに参画。
 ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。ニフティやソニーなどブログ&SNS国内展開に広く関与。
 現在、複数のメディア系ベンチャー企業にアドバイザー・開発ディレクターとして関与。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
 書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。

twitter:maskin

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