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DJストリーミングライブにトータル7万4000人、これはビジネスになるのかも 【増田(maskin)真樹】

 宇川直宏氏が主宰するストリーミングスタジオ「DOMMUNE(ドミューン)」。東京渋谷のラウンジ兼スタジオに毎日、アーティストを呼んでプレイしたり、トークショーを繰り広げる、視聴者参加型の放送局を目指すという。

 通常 日曜~木曜、19:00~24:00に放送しており、渋谷のラウンジは50人限定だが有料で入場可能。

 4月27日のゲストにはテクノDJの大御所Derrick Mayが登場。開始1時間たらずで、同時視聴者1万人を突破した。リアルで開催される音楽イベントをしのぐ参加者だ。


 盛り上がりは最高潮。DJのサウンドに興味の無い人も、タイムラインを埋めつくす勢いで絶賛されるこのライブを聴き、興奮している様子だった。

 ストリーング放送の中には、このように仮に有料課金であったとしも十分にやっていけると思える番組が多々ある。入場料を回収するようなモデルでなくとも、作品に満足した時点で“投げ銭”的に回収できるモデル実施すれば、相当な収益になるのではないだろうか。このような課金モデルは、15年以上前からたびたび協議されてきた。

 少なくとも、本日のライブに感動し、他のリスナーと共感し合い、対価を払う意欲のあるリスナーはかなり多いと思う。今、彼らに対するリスペクトは、CDやデジタルミュージックを購入するくらいのことしかできない。

 感動した作品への対価を払う意欲は、それくらいで収まることはないのではないだろうか。おそらくこの辺りにチャンスが眠っているのだろう、この放送で、音楽イベント、いやストリーミング放送の未来を垣間見た気がした。

(追記 4月28日 0時未明 宇川氏のコメント)
瞬間最大で14000人、トータルで74000人超が参加したとのこと!

Live TV by Ustream

Heart Beat Presents Mixed By Derrick May(TRANSMAT from DETROIT)× Air(DAIKANYAMA TOKYO)

[POWERD_BY @tweejp.tools]

(増田(maskin)真樹)

著者プロフィール:増田(maskin)真樹

 1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。
 週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連雑誌で活躍。
 独立系R&D企業のマーケティング部責任者の後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの立ち上げに参画。
 ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。ニフティやソニーなどブログ&SNS国内展開に広く関与。
 現在、複数のメディア系ベンチャー企業にアドバイザー・開発ディレクターとして関与。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。
 書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。

twitter:maskin

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