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ソーシャルアプリを作ろう!

 龍馬ブームのせいか、「日本の未来ってどうなるんだろうね」という話の流れになることが最近多い。いろんな人といろいろ話してみるのだが、どう考えても日本に明るい未来がくるとは思えない。

 大手企業はどこも同じような状態で、年老いた経営者が長期ビジョンを持てず目の前の対応に追われるジリ貧コースをまっしぐらだ。決して全員が退職金を持って逃げ切ることを目指しているわけではないとは思うんだけど、「少なくともあと5年は現状を維持することに全力を尽くすから、あとは君たち若者にバトンタッチするからな」とか言ってがんばっておられる。もういいからさ、今すぐ若い人にバトンタッチしてあげてよ。ビジョンなき使命感ほどやっかいなものはないよ。

 もうこうなれば国や企業に頼ってはいられない。自分でスキルを持って世界を相手に仕事をするしかないんじゃないか。


 やはり未来は情報産業にしかないっしょ。まあそんなこともないんだけど、情報産業が一番将来性があるのは間違いないと思うよ。それでその情報産業においては、どうやら有効なビジネスモデルは2つしかないみたい。そんな風に思うようになってきた。1つはプラットフォーム戦略。Google、Apple、Facebookといった企業に対抗し、世界をまたにかけるプラットフォームを作るということだ。ハイリスク、ハイリターンな世界だ。

 もう1つはそのプラットフォーム上でビジネスを展開するということ。簡単に言えば、ソーシャルアプリを作るというビジネスだ。ソーシャルメディアの時代になったおかげで、人々のクチコミの力でいいものはあっと言う間に普及する。まあ全員がホームランを飛ばせるわけではないけれど、これまでに比べれば断然低コストで事業を始めることができて、しかもそれなりの収益を上げることが可能な時代になったのだと思う。日本の未来に左右されることなく、世界を相手に仕事ができるプロになろうぜ。

 そんなことを最近はうつらうつら考えていたら、以前からお世話になっている株式会社スパイスボックスの神部竜二さんからmixiアプリをつくろう!OpenSocialで学ぶソーシャルアプリという本を書いたという連絡をいただいた。

 これこれ、これだよ。若い人にはこういった本で勉強して、mixiだけじゃなく、いろいろなプラットフォーム向けにソーシャルアプリをどんどん開発していってもらいたいと思う。

 学校出てから大手企業になんて就職している場合じゃないよ、ほんとに。時代は変わったんだし、これからもっと変わるんだよ。

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