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6月7日発表の次世代iPhoneの機能まとめ【湯川】

米通信業者大手AT&Tが次世代iPhoneの発売に備えるように従業員に通達したという情報も入ってきているので、次世代iPhoneが6月7日予定にされている開発者向けイベントWWDCの中で発表されるのはほぼ間違いない。開発の最終段階の次世代iPhoneの流出事件もあったので、その機能面での情報はかなり明らかになっている。最も確実な情報をベースに、次世代iPhoneの機能をまとめると・・・。


 まず名前だが、「iPhone 4G」になるという見方が主流だが、一時は「iPhone HD」とも言われていたので、これはまだ分からない。あとは

・前面にカメラがついてテレビ電話ができるようになる
・バッテリーが長持ち
・カメラの性能向上
・本体は少し薄くなる

といったところ。

 エンジニアにとって興味のあるところはディスプレイの解像度だ。新製品がごとに解像度を改良していていると、そのたびにアプリを開発し直さなければならないので開発者にとっては大変な手間になる。

 日本の一般的なケータイは最新機種ほどディスプレイが大きなものが多いが、大きなディスプレイのケータイでアプリを利用すると画面の半分くらいしかアプリが表示されないことがある。これは開発者が解像度の違うケータイごとにアプリを開発したくないので、もっとも小さな解像度の画面に合わせて開発しているためだ。

 こうしたことが起こらないようにAppleでは、iPhone発売以来、解像度を変えてこなかった。ところが次世代iPhoneでは初めて解像度が改良されるという。

 現在競合するAndroidケータイの最高の解像度は854×480なので、これを上回ることが予測される。iPadと同じ縦横比を維持する可能性が高いので、そうすると960×640になるのではないか、という見方が有力だ。(関連記事:Breaking down the rumors of iPhone 4G: Q&A with Digitimes Research senior analyst Ming-Chi Kuo)

 またFFS (fringe-field switching)技術搭載のIPS (in-plane switching) パネルが採用されたので、電力消費が軽減されるもよう。iPhoneが電子書籍リーダーとしても十分機能するようになるとみられる。

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