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モバゲータウンやグリーなどがけん引役となり日本はモバイルゲームの分野では世界の最先端を独走しているが、そんな中、米Disneyがモバイルゲームのベンチャー企業Tapulousを買収した。モバイルゲームは急成長が期待できる領域だけに、今後も世界のIT大手が次々と参入、競争が激化するものとみられている。
The Walt Disney Companyの発表によると、同社の完全子会社になることでTapulousはDisneyと合意し、TapulousはDisney Interactive Media Group(DIMG)のモバイル事業の中核を担っていくことになるという。
DIMGのSteve Wadsworth社長は「モバイルゲームは過去に例を見ないような急成長を続けている。モバイル事業の中でのわれわれの立ち位置を強化するのに最適のタイミングでの買収だ」という声明を発表している。
一方でTapulousは公式ブログで「世界最高峰のエンタテインメント企業のリソースを使って、もっと多くのゲームをもっと速く開発できるようになる」と抱負を述べている。
TapulousのiPhone向け音楽ゲームアプリ「Tap Tap Revenge」は3500万ダウンロードを記録する大ヒットとなっており、このゲームを通じて10億曲が再生されたという。同社ではこうした音楽ゲームに加えて、ソーシャルゲームなどの分野にも果敢に挑戦していきたいとしている。
同じiPhone向けアプリとしては、モバゲータウンを運営するDeNAが海外のiPhoneユーザー向けにMiniNationというアプリをリリースしている。無料のアプリで、その上で怪盗ロワイヤルなどの人気ゲームの英語版で遊べるようだ。ビジネスモデルはアイテム課金。まだベータ版なので、爆発的にダウンロード数が伸びているというわけではなさそうだ。
一方でグリーは、グローバル展開を目指して準備を進めているようで、年内にも海外戦略の正式発表が行われる見込みだ。
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