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ブラウザで見たままテキスト編集ができる組み込み型HTML5エディタ「AlohaEditor」 【@maskin】

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from metamix.com

ウェブコンテンツの編集といえば、HTMLによる記述が基本。それしかなかった時代は「ウェブコンテンツ作り」には敷居が高い印象があった。しかし、2000年代後半に普及したブログの記事編集ツールのように、ウェブの画面で編集加工を行えるサービスの普及で、誰でもテキストコンテンツの作成が可能になったのは周知の事実。

今回紹介する「Aloha Editor」は、ウェブ上のテキストをワープロソフトのように見たまま文字装飾などをほどこすことができるHTML5ベースの技術で動作するソフトウェア。JavaScriptのファイル群で構成されており、無償でダウンロードが可能。自分のウェブサイトなどに組み込むことで、快適にテキスト編集ができるようになる。

最大の特徴は、冒頭の画面のように、見ているページのコンテンツをそのまま編集することができるところ。文字を太くするなどの装飾はもちろん、表を挿入する機能も実装されている。

編集したコンテンツは、そのままコピー&ペーストでワープロソフトなどに貼り付けることが可能。もちろん、装飾などの属性情報もそのままコピーされる。


以下、サンプルページを用意したので、実際試してみて頂きたい。
http://metamix.com/aloha/

AlohaEditorのサイトによれば、同種のソフトウェア「TinyMCE」などよりも軽量で高速に動作とのこと。

AlohaEditorのJavaScript群をサーバーにアップロードして簡単な記述をすれば、ほとんどのサイトで使用できてしまう。ブログはもちろん、独自サービスのサイトなどでもアイディア次第で活用できそうだ。ちょっと工夫すれば、簡易ワープロもできてしまうだろう。

このようなソフトが多数存在する現在。新規サービス構築の敷居はグンと低くなっているような気がする。

■ Aloha Editor – The HTML5 Editor
http://aloha-editor.com/

著者プロフィール:増田(maskin)真樹twitter:maskinmetamix)

 1990年より執筆およびネットメディアクリエイターとして活動を開始。週刊アスキーを初め、日経BP、インプレス、毎日コミュニケーション、ソフトバンク、日経新聞など多数のIT関連雑誌で活躍。
 独立系R&D企業のマーケティング部責任者の後、シリコンバレーで証券情報サービスベンチャーの立ち上げに参画。帰国後、ネットエイジでコンテンツディレクターとして複数のスタートアップに関与。ニフティやソニーなどブログ&SNS国内展開に広く関与。
 現在、複数のメディア系ベンチャー企業にアドバイザー・開発ディレクターとして関与。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。書き手として、また実業家として長年IT業界に関わる希有な存在。

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