米Grouponが日本のQ:pod（クーポッド）を傘下に＝日経【湯川】

tsuruaki

14年前

日本経済新聞は、クーポン共同購入サービス最大手の米Grouponが同業のQ:pod（クーポッド）の株式の過半を取得すると報じた。Grouponは週内にも、Q:podが実施する第三者割当増資を引き受け、発行済み株数の過半を取得するという。

　Q:podは、独立系ベンチャーキャピタルのInfinity Ventures LLPと、モバイルコンテンツやダイレクトセールス事業の株式会社パクレセルヴとが今年6月に、共同支援で立ち上げたGroupon系サービス。7月28日にはTwitterのフォロワー数が1万人を超えたほか、7月の月間売上が約1600万円に達し、日本の共同購入型クーポンサイトの中で売上ナンバーワンになった（同社調べ）と発表するなど、順調に売り上げを伸ばしているもよう。

　8月2日には大阪、福岡エリアでもサービスを開始したほか、秋までに15都市でのサービス提供を目指しているという。

【追加情報は米GrouponがQ:pod 買収でGroupon Japan立ち上げを正式発表】

　日本には約20のGroupon類似サービスが登場しているが、関係者は「他のサービスにはない圧倒的なスピードとサービス力で」競合を引き離していく、と語っている。

蛇足：オレはこう思う

　株式会社パクレセルヴは、ダイレクトセールスでは大手通信会社のFTTHサービスの販売において、関東圏を中心にNo.1の実績を持つ、営業力に強みのある企業。一方でInfinity Ventures LLPは、日本の代表的なテックイベントであるInfinity Venture Summitを運営していることで有名。パクレセルヴの営業力と、Infinity Ventures LLPの海外とのネットワークという強みをどう活かしてくるのかと注目していたら、Grouponと組んだ。メールで取材を申し込んだものの、まだ連絡とれていないのだが、恐らくInfinityがGrouponとの橋渡しをしたんだろうと思う。

　Grouponと組むことでQ:podは運営資金を得ることのほかにどのようなメリットがあるのだろうか。取材が実現したら、ここに書きます。ほかにも質問があるかたはTwitterなどでお知らせください。取材時間に間に合えば、一緒に聞くようにしますので。Twitterアカウントは@tsuruakiです。