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Apple関連の特許情報専門ブログの米Patently Appleは、Appleがディスプレイを傾けるだけで基本ソフト(OS)がパソコン用のOS Xからモバイル用のiOSに切り替わる特許を申請したと伝えた。同ブログではデスクトップ用ディスプレイを「iMac Touch」、ノートパソコンを「MacBook Tablet」と形容しているが、正式名称ではない。iMac Touchはディスプレイを傾斜させるために縁の部分を触ったり、実際に傾ければ、センサーがその動作を察知し、OSを切り替えてタッチディスプレイになる。MacBook Tabletは、ディスプレイ部分を180度回転させ背面がキーボードを覆うように折りたためば、iPadになるという。
特許は2009年9月にヨーロッパで申請され、2010年1月に出版された。なのでもし発売になるとすれば2012年ごろか。でもAppleって手当たりしだいに特許を申請するので、特許申請したからといって製品化するとは限らないと思うけど。
まあでもAppleが入力装置をキーボード、マウスから、タッチスクリーンへと移行させたいと考えていることは事実なんだろう。
今回の報道の意義は2つ。1つは、AppleがタッチスクリーンのMacを開発中といううわさは以前からあったが、特許申請書類が見つかったことでそのうわさが裏付けられたということ。
もう1つは、パソコン用OSであるOS Xにタッチスクリーン機能を搭載するのではなく、OSを切り替える仕組みであるということ。これが実用化されれば、AppleのすべてのデバイスでiOSが利用できることになる。ということはAppStoreで購入したアプリが、すべてのデバイスで利用できるようなる。Appleはここを狙っているんじゃなかな。
でも課題もある。
iMacのディスプレイをタッチスクリーンにすれば当然厚みが増す。MacBook Tabletにすれば、重くなるし、高価になるし、熱くなる。iPadは性能を最低限に押さえているので、熱をもたない。MacBookは熱くなって、とても手でもっていられないようになるんじゃないだろうか。
もちろん製品化されるころには、こうした課題はすべてクリアされているとは思うけど。
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