こういう仕事をしているんだから常に最新のデバイスは持っておかないといけないと思っている。iPhone4が出たときに正直、iPhone3Gから買い換えるべきか悩んだ。
またしても出費。毎月の通信料もばかにならないのに・・・。ケータイとiPhone、それにpocket wifi、今年になってからこの3台の通信料を払っている。1台5000円とすると毎月1万5000円が通信料として出ていっている。
そこで思い切ってiPhoneを解約し、iPod touch 4Gを予約することにした。せっかくpocket wifiがあるんだから、外出中もwifiの電波でiPod touchを使えばいい。記憶容量は最小限でいいのでiPhoneの半額程度の値段で購入できるし、通信料が1台分減ることになる。もともとiPhoneを電話として使うことはほとんどなかったし。
そのiPod touchがようやく昨日、手に入った。これでまた最新の機能を手に入れることができたと思った。ところが意外にも最新の機能が使えない場面が幾つかあることが判明した。
当然電話ができないことは分かっているし、カメラの解像度が低いことも分かっている。メモリの容量が低いことも、GPS機能がないことも織り込み済みだ。
でもGPSがなくてもwifi測位で結構精度よく現在地を示してくれることは、iPadで分かっていた。GPS非搭載ということで測位の精度にもともと期待しなかったからか、iPadでもiPod touchでも、Googleマップの使い勝手には満足いける状況だ。電子コンパスがないのでどちらが北か分からないが、iPhone3GSでも電子コンパスがほかのデバイスと干渉して正確に方角を示せないことがよくあったので、あまり気にならない。
ということで実質的には、iPhoneとなんら変りなくつかえるのでいい決断だったと思ってたのだが、いろいろ使ってると使えないアプリがあることに気づいた。
「東京の地下鉄
夜空にiPhoneをかざすとその方向にある星座を表示してくれるアプリ「star walk
ちょっと考えれば分かることだったかもしれない。電子コンパスが搭載されていないので方角が分からないのだ。つまりこうした空間に関するアプリの価値は大幅に減少するわけだ。
極めつけはセカイカメラ。エアタグは表示されるのだが、これも同様の理由で動かない。セカイカメラはどんどん進化する。ITブロガーとして今後も注目し続けたいサービスだ。最新機能を試せなくなった。
恐らくこうした空間に関するサービスって、今後モバイルの領域で最も進化していくサービスなのだと思う。空間系サービスこそ、パソコンの延長線上にないモバイルの未来なのだと思う。
あーあ。
でもそれ以外の既存のサービスに関してはiPod touchはサクサク動くしお勧め。ただ僕のように今現在のサービスではなく今後出てくるサービスのために最新のデバイスを持っていたいという人には、やはりiPod touchよりiPhoneのほうがお勧めだと思う。
【追記】このほかにもiPhoneやiPadでできて、iPod touchでできないことに次々と気付き始めた。
まずGoogleのアプリの検索のところの音声検索が使えない。Googleのアプリは最近イメージ検索も可能になったようだけど、それもiPod touchでは使えない。
ほかのアプリでも、iPhone、iPadでは使えても、iPod touchではダウンロードできなくなっているものもある。
既にダウンロード済みのアプリでも、使用中に落ちるものも結構ある。
どうやらアプリ開発者の多くは、iPod touchなど眼中にないもよう。優先順位が低いだけで、そのうち対応してくれればありがたいけど、iPod touch向けには今後バージョンアップないというのではちょっと困るなあ。