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第2段、FoursquareのAPIを使って作られたアプリまとめ 【三橋ゆか里】

以前にFoursquareのAPIを活用したアプリをご紹介しましたが、好評だったので第2弾をまとめてみました。前回記事にしたのが8月中旬、この1ヶ月半で10弱のアプリが増えたみたい。数も少なくてサクッと読めちゃうと思うので、一通り目を通してみてくださいな。

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Social Currency

アプリからチェックインして、「どこで何をしているか」「何を買ったか」「何を探しているか」を友達に共有。買ったものに関しては写真のアップロードもできる。友達のバッグをみて、彼や彼女が今ほしがっているもの、最近買ったものをチェック。コメントもできちゃう。バッチは、ファッショニスタ・バーゲンハンター・夜中の間食魔といった「買い物」にまつわる内容になってます。アメックスが提供してるFoursquareアプリ。

Fare/Share

タクシー文化のニューヨーカーにとって便利なアプリ“Fare/Share”。タクシーの相乗りができたり、友達に自分の行き先を共有できる。いまココにいるという位置共有というよりも、これからどこどこに行くよという位置共有。自分がいる現在地付近でタクシーの相乗りを希望しているユーザがいるとプッシュ型通知をしてくれる。今はまだニューヨークシティのみでの提供。

2Know

ジオソーシャルなネットワークを統合して提供するアプリ。Foursquare、Gowalla、Brightkiteの友達を探したり、各種ジオソーシャルネットワークにチェックインできる。場所についての情報も各種ソーシャルネットワークの情報が一箇所で確認できちゃう。

Checkin Assistant / CheckMate

“Checkin Assistant”、なーんのひねりもないアプリ名だけど、Foursquareのメイヤーの座を何が何でも守りたい!という人におすすめ。お気に入りの場所につくと自動的にチェックインしてくれる。”CheckMate”も同じサービス。あくまで自分が一度でも手動でチェックインした場所をお気に入りに設定して、自動的にチェックインしたい場所を選んでおける。

Jellydo

ロケーションベースのリマインダーサービス。あなたの現在地によって、To Doや頼まれていたお使い、やりたいことなどをリマインドしてくれる。場所とそこでやらなきゃいけないことを登録するだけ。そうえいば、シャンプーが切れてたわ、と思ったら、近所の薬屋さんに「シャンプーを買うこと」というTo Doを紐付ける。次回その場所にチェックインするとプッシュ型通知がくる仕組み。

JunoWallet

チェックインをギフトカードに変えられちゃう。JunoWalletがお店と提携して独自のロイヤリティプログラムを展開。そのプログラムに参加しているお店(場所)にチェックインすると、Junoポイントがもらえる。ポイントが1万ポイントに到達すると、そのお店の100ドル分のモバイルギフトカードをゲットできる。お店に「ホットスポット」という場所が潜んでいて、そこでチェックインするといっきに200から5,000ポイントもらえちゃうらしい。

Mayorama

メイヤーシップ争奪戦を可視化したり、管理できるアプリ。近くのメイヤーシップを獲得できそうな場所を教えてくれたり、自分が取得したメイヤーシップを管理したり。チェックインする度にメイヤーシップ獲得までどれくらいかもわかる。さらに、Foursquareに存在する場所を地図で人目で確認できたり、レストラン・買い物など場所をカテゴリでソートもできる。Mayoramaを使ってFoursquareにログインすると、自分のチェックインの履歴を集計して各場所へのチェックイン数を出してくれる。

Blacktop

Foursquareのチェックインを連続する旅のように地図上に表示してくれるアプリ。自分の旅をFacebookで共有することもできる。「はてなココ」のはてなラリーは、予めイマココする場所を選んでラリーを作っておく仕組みだけれど、Blacktopは結果として自分は今日こんなルートで活動した、を残せる。結果論のラリー作りができても面白いかも。

Devotee

よく行く場所で特別なサービスが受けられたりモノがもらえるアプリ。例えばスタバに毎日通っているとする。そこで商品を購入+ツイッターに投稿+Foursquareにチェックインをすると、それが足されていく。3,4回に1度無料でコーヒーがもらえちゃったりする。まだまだ開発途中のアプリ。

Thrillist for iPhone

いわゆる普通のチェックインアプリだけど、チェックインできる場所が人力で選ばれた今まさにホットな場所に限定されていることが特徴。自分が目的を持ってどこかに行ったり来たりしているときじゃなく、この近辺でどこに行こうかな?というときに開くと使えるアプリ。5つ星レストランから2ドルの美味しいタコス、クラブなどなど。オースティン、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨークなど14都市に対応。

Spinlet

Foursquareで場所にチェックインするときに音楽と紐付けてチェックインできるアプリ。例えば、ジャズが聴きたいな、ヒップホップが聴きたいなってときに、レストランのBGMを確認してお店選びをするなんて使い方はアリかも。

fiddme

食べ物やレストランに特化したFoursquareのチェックインアプリ。レストランガイドにもなるし、友達探しができたり、ゲームだったり。場所のカテゴリという意味では、サンゼロミニッツに近い感じかな。

picplz

いま何してる?を写真で伝えられるアプリ。写真の人や場所にタグ付けもできる。picplzのアプリを使って撮った写真は、picplz.comの自分のプロファイルに自動的に同期される。ツイッターやFoursquareでの共有も可能。現在はアンドロイドでのみ提供、iPhone版もカミングスーン。

RunnersUnite!

自分のランニングコースを友達に知らせたり、一緒に走らない?と誘えるアプリ。場所付近の人気のランニングスポットがわかったり、自分の近くで走っている友達がいると教えてくれる。
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というわけで、FoursquareのAPIを使ったアプリ第2段でした。男女の出会い系はひとつも追加されてなかった。今回のリストでいちばん実用的なのはタクシー相乗りの”Fare/Share”かな。位置系という捉われ方は薄いかもしれないけど、日本にも既にこういうサービスはある。とある統計データによると、10中7つのタクシーは1人乗り、タクシーごとに3つの空席があるそう。この無駄を何とか無くせないものか、と思いついたのが”Fare/Share”。2009年6月の1ヶ月、ニューヨークでタクシーの1人乗りは1,000万回。距離や時間で相乗りできるタクシーを定義してみたところ、4回に1回は相乗りが可能だという結果にたどり着いたと。ニューヨークシティならではのニーズもあるだろうし、こういう実用的なアプリは浸透する可能性が高いかな。

【スタッフブロガー】三橋ゆか里

肩書きウェブディレクター。ディレクションの他、翻訳やライティングなど、フリーでお仕事してます。ツイッターIDは”yukari77“。

個人で運営している【TechDoll.jp】というサイトで、海外のテクノロジー、ソーシャルメディア、出版、マーケティングなどの情報を発信しています。目指せタイムリーな情報発信!

これまで雑誌のECで→UIデザインのコンサル→ウェブ制作会社などを渡り歩いてきました。そこで得たスキル、人、全部かけがえのない財産。幸せの方程式は、テクノロジー(UI, IA..)×マーケ×クロスカルチャー×書く・編集。いま一番夢に近いとこにいる。

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