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iPadを半年近く使ってみて思うのは、ノートパソコンとiPadの間で使い分けがはっきりしてきたなということ。ノートパソコンは主に原稿書きやブログのメンテに使っている。一方で、iPadは主に情報収集用のデバイスになっている。情報収集は主にTwitterとRSSリーダーで行う。このTwitterとRSSリーダーの膨大な情報量をざっと流し読みするには、指で画面を次々に下に送る作業が非常に便利だ。
これまではRSSリーダーにフィードを追加し過ぎて全部を読めなくなり、たまたまアクセスしたときの最新の記事だけざっとみて残りは「既読にする」ボタンをクリックして読んでしまったことにしたり、時には何ヶ月も放置したままのこともあった。ところがiPadを購入してからはRSSリーダーを完全消化できるようになった。iPod touchでRSSリーダーにアクセスすることもあるが、やはりiPadの大きな画面だと流し読みできる本数が圧倒的に違う。
RSSリーダーの復活とともに復活したのが「あとで読む」アプリ。RSSリーダーの流し読みをしながら、気になる記事は次々と「あとで読む」ボタンを押して「あとで読む」アプリにデータを送ってしまうのだ。「Instapaper」と「Read It Later」の有料版をずいぶん前に購入していたのだが、久々にこの二つのアプリを使い始めた。しばらく使わないうちに両アプリともかなりの進化を遂げていた。アプリのいいところはバージョンアップが基本無料なこと。一度購入するとどんどん進化してくれるのがありがたい。
アプリの出来としてはreaditlaterのほうがいいのだが、Instapaperには辞書機能が搭載されていたので、今はもっぱらInstapaperを使っている。英語の記事の分からない単語のところに指を置くと、その意味が下に表示される機能だ。
またiPadでバックグラウンドでページのデータをダウンロードしてくれるブラウザを探していたのだが、Instapaperはそれが可能なことにいまさら気がついた。どういうことかと言うと、パソコンだと今読んでいるページにリンクがあって、そのリンクにカーソルを合わせて「新しいタブで開く」を選択すれば、画面が切り替わることなくリンク先のページが裏でダウンロードされている。今読んでいるページを読み終わったあとにタブを切り替えれば、既にダウンロードされたリンク先のページがそこにある。ダウンロードにかかる時間を待つことがない。
このバックグラウンドでのダウンロードが、iPadでは基本的にできない。iPadはサクサク動くのでダウンロード時間ってそれほど気にはならないんだけど、でも僕のように大量の記事を消化しなければならない仕事の人間にとっては数秒から数十秒のロード時間は積もり積もればかなりの時間のロスになる。
ところがInstapaperでは、リンク先の記事をバックグラウンドでダウンロードしてくれるのだ。これを探していたんだよ!
ということで、今はiPad+RSSリーダー+あとで読むアプリが、僕にとって最強の情報収集ツールになっている。
RSSリーダーを再び使いようになって気づいたのは、みんなブログを書かなくなっているということ。ブログを書き続けているのは、プロもしくはセミプロのブロガーか、ブログを集客の道具に使っている人、論壇系ブロガーと呼ばれるような人だけ。そのほかの人はほとんど更新していない。みんなTwitterに流れたようだ。
唯一の例外は、あじのもとこ。この人は何の目的で自分が飲み食いしているところの動画をアップし続けているのだろう。不思議な魅力を持っている人だなあ、この人は。