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恐るべしTwitterの情報伝播力 Facebookの6.6倍 米社調べ【湯川】

 [読了時間:2分]
 米ソーシャル関連ツールメーカーのSocialTwistは、自社ツール「Tell-a-Friend」を使った調査結果を発表した。それによると、ユーザーが情報を共有する際に使うサービスとしてはFacebookが圧倒的に多いが、その共有されたリンクを実際にクリックする確率はTwitterがFacebookの約6.6倍あることが分かった。

 ユーザーがSNSを使って情報を共有する際に最もよく使うのがFacebookで、TwitterはMySpaceに次いで3位だった。

 一方で、TwitterのTweetに含まれるURLがクリックされる率は1件につき平均19.04回。Facebookの2.87回の6.6倍もあった。


 Tell-a-Friendがどんなツールか簡単に説明しよう。記事や写真など、ユーザーにシェアしてもらいたいコンテンツの下に「Tell」マークを設置する。

 そこをクリックすると以下のようなウィンドーが表示され、自分の好きな方法でシェアできるというもの。

 サイト運営者にとっては、有力な共有ツールのほとんどをこのマーク1つでカバーできるので、サイトのデザインがシンプルになるのに加え、今回の調査結果のようなデータを一元管理できるメリットがある。

 今回の調査は、2009年8月から2010年7月までのデータを集計したもの。

蛇足:オレはこう思う
Facebookは大学時代の友人関係をベースにしたソーシャルグラフ、Twitterは興味あることを軸にしたソーシャルグラフを形成しているから、Twitterのほうがフォロワーの関心事にマッチした情報が流れクリックされるのだと思う。

 先日Twitterの新CEOが「Twitterをマネタイズする方法がはっきり分かった」と意味深なことを語っていたけど、これだけ伝播力があれば、確かにマーケッターにとっては魅力的な媒体と言える。

 新CEOの下、Twitterがどのようなマネタイズ施策を打ち出してくるのか、楽しみだ。

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