- 雨を降らせる機械からiPhone電脳メガネまで「自分が欲しいから作った」Mashup Awardめっちゃ楽しい12作品【鈴木まなみ】 - 2013-11-19
- スマホアプリは大手有利の時代【湯川】 - 2013-07-05
- そしてMacBook Airは僕にとっての神マシンとなった【湯川鶴章】 - 2013-06-14
[読了時間:2分]
どういう意味で言ったのだろう。講演の最後のひと言Q&Aの部分での受け答えで詳しい説明がなかっただけに、Ballmer氏の真意はつかめない。ZDNetのMary Jo Foley記者は、Microsoftがかなり冒険的な機能を次期Windowsに盛りこんでくるのかどうかという観点で考察を試みている。一方で人気ブロガーのRobert Scoble氏は、Windows自体が崖っぷちに立っているという意味での観点で論じている。
Scoble氏は、(1)Windows7は素晴らしい出来になったので、次期Windowsがこれを超えるような機能を搭載しない限り、アップグレードを見送るユーザーが多い(2)モバイル機器の利用が増え、相対的なパソコンの地位が低下している(3)新しいアプリがAppleやGoogleのプラットフォーム上に急速に増え、Windowsのプラットフォームとしての影響力が低下している、などと主張している。
同氏は今夏にMicrosoft本社を訪問し社員と意見交換した際に、このような理由でWindowsの次期バージョンがかなりリスクの高い製品であるとの認識を持っている社員が多かったと指摘している。
企業ユースのパソコン上は、今後もWindowsの独壇場だろう。Windows搭載デバイスの絶対量はそう変化がないと思う。
ただコンピューター技術は、パソコンの枠を飛び出し、タブレット機器、モバイル機器、テレビなどへとその影響力を拡大している。そしてその拡大している新しい領域では、AppleやGoogleのプラットフォームが圧倒的に強い。
Windowsの絶対的な出荷本数に変化はなくとも、相対的な影響力は急速に低下しているというわけだ。そして相対的な影響力の低下は、長期的には絶対的な出荷本数にも悪影響を与えるようになるのだと思う。