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SNS,ソーシャルネットワーキング.jpの<SNS> フェースブックとミクシィの提携!! (WBSの動画): という記事の中で、次のように引用されている。
世界最大の交流サイト、アメリカのフェースブックは28日、日本大手のミクシィと提携したと発表しました。今後、フェースブックの利用者が投稿する動画や写真などをミクシィ利用者も共有できるサービスを開始します。フェースブックは日本に本格進出したばかりで日本大手との提携でユーザーの拡大を図りたい狙いです。
「提携」というのは普通、2つの会社がミーティングを持ち「ではこれから力を合わせてやっていきましょう」と合意すること。でも今回の話は、ミーティングもなし、合意もなし。mixiが公開しているデータ仕様(API)に沿って、Facebook側が勝手に2つのシステムをつなげただけ。
いや、それが悪いことと言っているんじゃなくて、ミクシィのほうで「どなたでも結構です。どうぞ勝手につないでいいですよ」って仕様を公開しているのだから、まったく問題のない話。ただ普通は小さい会社のほうが大きい会社につなぐことが多いので、世界最大のSNSの方からつないできたので少々びっくりではあるんだけど。
一応、ミクシィの広報に聞いてみた。メールの返事は以下。
湯川さんが書かれているとおり、提携ではなくmixi Graph APIをFacebookが利用して作ったサービスですね。
では反対にmixiからFacebookに投稿できるようにする考えはありますか、って聞いてみた。答えは、
現状は特にありません。
なぜ僕が「連携」と「提携」の違いにこだわるのかというと、両社の競合関係の温度感が今後、IT業界、産業界、社会にとって重要になるから。ライバル関係にありながら「連携」することは今回のように可能だけど、「提携」しちゃうともはやライバル関係ではない。「
「提携」になると、今後の世の中はFacebookの考える「社会の理想の形」に向かって一気に進むことを意味する。Facebookの「理想」が悪いと言っているわけじゃないんだけど、Facebookとは違う「理想」がもう一極あり、2つの極が互いに作用し合いながら未来の社会の形をみんなで決めていくというほうが健全で、スムーズだと思うから。いずれ最後には1つの極に収れんしていくとは思うのだけど、何十年後かにはね。この辺りの話はまたいずれ。