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紀伊國屋書店、紙と電子書籍を同時に扱う新サービス「BookWebPlus」を発表【@maskin】


[読了時間:3分]




冒頭のFLASHムービーに「変わるべきもの、変わってはいけないもの」というコピーが流れる

 紙か電子かーそんな既成出版業界にとっての大きな課題に対する一つの解となるか。紀伊國屋書店は11月5日、新しいオンラインサービス「BookWebPlus」を2010年内にローンチすると発表した。特徴はこれまでのネット通販「BookWeb」と同様紙の本を購入できるのに加えてiPhone/iPad向け書籍も購入できる点。実店舗を持つ書店としては初めての試みだ。





 紀伊國屋書店は1927年に創業。店舗運営が主体の書店だが1996年にECサイト「紀伊国屋書店BookWeb」を立ち上げている。

 「紀伊国屋書店BookWebPlus」について、サイトには詳細情報が一切掲載されていないが、既成メディアでは「電子書籍は約1200タイトル、1年以内に3万タイトルまで増やす」「価格は20〜50%引」と報じられている。

 採算性が低いと言われている電子書籍。市場が拡大すると予想できるとはいえ、手頃価格を設定し競争に生き残ることができるのろうか。それともやはりあくまで紙の付録という位置付けなのだろうか。今後、同社がどう出版界を歩んでいくか注目される。

■ 関連URL
・紀伊國屋 BookWebPlus
http://bookwebplus.jp/
・紀伊國屋書店
http://www.kinokuniya.co.jp/

蛇足:僕はこう思ったッス

逆に書籍の付録として格安で電子書籍をバンドルしたらいいんじゃ?
著者プロフィール:イマジニア 増田(maskin)真樹twitter:maskinmetamix)
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 十代からメディアクリエイターとして企画設計から開発までマルチな才能を発揮。週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で活躍。雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導する。
 数年間の休眠後、現在TechWaveのスタッフライター1号機として活動する他、書籍などを中心に執筆活動および講演活動を展開。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。DJやイベントオーガナイザー。スタートアッププロジェクトのアドバイザー等として活動。徐々にスロットルを回しはじめている。詳しいプロフィールはこちら(お仕事下さい m(_ _)m

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