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ソーシャルメディアと連動した感動&斬新なミュージッククリップ 【増田(@maskin)真樹】

[読了時間:2分]

 以前、Googleが最新のウェブ技術を使ってカナダのバンド「ARCADE FIRE」のPV(プロモーションビデオ)をリデザインしたように、日本のバンドSourはソーシャルメディアを駆使し「映し鏡」という曲のPVでオンラインにおける表現というの名の垣根を越えようとしている。





  冒頭の画面は、「映し鏡」のサイトでPVを再生している光景。ブラウザのウィンドウを自在に操り、多様な情報を見たこともないような表現方法でリアルタイムにコラージュしている。とはいえ、これはあくまで技術の活用に過ぎないが、facebookやTwitterというソーシャルメディアと連携させることで、自分と関係があるコンテンツ(ヒト・場所・サイトなどなど)がPVの中に融合されるようになる。そのため、PV再生の前には、ソーシャルメディアアカウントとの連携設定を行うようになっている。

 連携の効果とは?例えば、このようなものだ。

 人の形をしているのはソーシャルメディア内で仕様されている無数のアイコンから作られている。それだけではなく、背景の地図であるとか、自分に何らかの関係のある情報がPVの中でどんどん登場するようになると、この作品そのものが誰かの手で制作されたものではないような印象を受けたりする。非常に不思議な、そして感動的な体験だ。

 どんな言葉を使っても心奪われる表現を伝えることは難しい。百聞は一聴にしかず。ぜひ、ヘッドフォンをして集中して体験して欲しい。→http://sour-mirror.jp/

■ 関連URL
・sour「映し鏡」
http://sour-mirror.jp/
・Sour Web
http://sour-web.com/

蛇足:僕はこう思ったッス

ソーシャルメディアは人と人と縁を深めケアしてくれるものであり、それがコンテンツの領域と関係を持ちというエクスペリエンスは極めて斬新で、こういったものがIT大国米国ではなく、日本発で出てきたことを嬉しく思う。

著者プロフィール:文筆家・イマジニア 増田(maskin)真樹
TechWave副編集チョ

 十代からメディアクリエイターとして企画設計からマーケティングまでマルチな才能を発揮。週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で活躍。雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導する。

 数年間の休眠後、現在TechWaveのスタッフライター1号機として活動する他、書籍などを中心に執筆活動および講演活動を展開。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。DJやイベントオーガナイザー。スタートアッププロジェクトのアドバイザー等として活動。ユニークな経験、独自の情報ツール等を武器に、徐々にフルスロットル状態へ。「あらゆる意味でのスタートアップを支援します!」

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