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米Appleは、9月に発売したApple TVが今週中にも販売台数で100万台を超える見通しだと発表した。またiTunesユーザーは1日平均で40万本以上のテレビ番組と15万本以上の映画を購入もしくはレンタルしているという。
Google TVと比較されがちなApple TVだが、「Google TV不振」という一部評価がある中でApple TVの好調が目立つ形だ。米ZDNetはApple gives Google TV a raspberry: Apple TV to hit 1 million units というタイトルで、SiliconANGLEはApple TV Fares Better than Google TV, Rentals & Purchases Boomというタイトルで、Appleの優位を強調している。
でも実際はどうなんだろう。ソニーのGoogle TVって、テレビ本体は599ドル、Blu-rayディスクプレーヤーで399ドル。大きなハードなんで、それくらいの価格になる。
一方でApple TVは極小ボディーで自宅のテレビに接続する形だから99ドル。これだけデバイスの形と価格が違うので、販売台数だけを比較してもあまり意味がないようにも思う。
大事なのはこうしたデバイスを通じてテレビ番組や映画がどの程度購入、レンタルされているか。そうしたオンデマンド視聴の動向こそが、テレビ業界の今後を占う上で重要だと思う。
今回AppleはiTunesユーザー全体の数字を出しているけど、肝心のApple TVユーザーが購入、レンタルしている数字は出していない。数字を出さないと、「価格が安いから買ったけど実際にはそれほど使っていないというユーザーが多いのでは」と勘ぐりたくなる。
Apple TVはコンテンツプレイヤー、一方のGoogle TVはどちらかというと「ウェブTV端末」。テレビみながら検索したり(日本ではできないけど)予約したり、パソコンを使用しているような印象。同じテレビデバイスを相手にした端末だけど、スタイルが全然違うと感じます。それとGoogle TVは、まだまだβ版の出来具合。Chromeアプリなどが登場しているけど、それらを含めソフトの進化と、オープン仕様公開によるハード対応でこれから飛躍すると僕は思うっす。(というか、GoogleTVレポー第二弾やれって話ですね..)