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この記事は個人ブログの“TechDoll”に投稿したものですが、とっても好評でした。より多くの方に読んでいただきたいと思ったので、“TechWave”でもご紹介します。
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動画に関してはフォーマットの話だとか、Youtubeの効果が薄れてるなんて話が話題になっているけれど、いやいや、動画っていうのがコマースで今きてる!ってお話があったのでご紹介します。昨月開かれた”Streaming Media West”というイベントではもっぱら、コマース業界で動画がいかに重要であるかという話で盛り上がったそう。スピーカーの1人にZappos.comのコンテンツチームのシニアマネージャーRico Nasol氏もいました。
Streamingmedia.comのインタビュー動画を聞いて内容を拾ってみたました。箇条書きでどぞ。
- 最初に動画を始めたのは2009年の11月くらい
- リテールでは動画はまだ多くなかったけれど、何でも中でやる方針だから社内で商品動画を作るようになった
- 簡単な説明動画がある商品のコンバージョンは、動画がない商品に比べて6-30%高い
- 来年終わりにはザッポスの専用動画スタジオを10個展開する予定
- 現在の動画数は8,000。2011年の終わりにはそこに5万追加して6万の商品動画をアップする予定
- 1日に60-100個の動画をつくっている
- 商品動画をつくるチームだけで45人いる
- ブログ専用の動画も別チームが作成している
- zappos insightsという定期購読サイトでは100-200の動画を掲載している
- zappos insightsの購読者は現在2,000人くらい
- zappos insightsの購読料は月間39.95ドル。年間450ドルでCEOからCFOなど役員からのアドバイスなどをもらえる
- 商品動画は30秒くらいで完結。商品を人が持って、その主要な機能なんかを紹介
- ブランドからも動画をつくってほしいという依頼が増えているけど、今は特にブランドからお金をもらって動画をつくることはしていない
例えばNikeのバックパックの商品動画。特に難しいことはしてなくて、スタッフが商品を手に持ってその機能や特徴なんかを説明する感じ。
今後、動画のテクノロジーもどんどん向上させていく予定で、動画の中にある商品はすべて購入できる(ザッポスで取り扱いがあれば)なんてことを実現していく。靴もTシャツも、クリックするとロールアップがでてきて、それをクリックすることで別の商品の説明が見られたりするオーバーレイの技術を採用。動画からそのまま購入できるんだとか。
またCGMにもとってもオープンなザッポス。テキストのレビューの次には、ユーザからの動画のレビューも受け付ける予定。いまはNikeのページで試験的にアップロードを可能にしているそう。将来的には、ユーザが商品動画を自分のブログに埋め込むなんてことも可能にしていく。
Streamingmedia.comのインタビュー動画:
Fox Business Newsのインタビュー動画:
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