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グリー株式会社は、中国インターネットサービス最大手のTencentと業務提携を行うことを発表した。スマートフォンのプラットフォームの仕様使用の共通化とソーシャルアプリの相互提供を目指す。ミクシィは、中国SNS最大手のrenrenと同様の提携を結んでおり、グリーTencent連合とミクシィrenren連合の対立の構図となった。
発表によるとTencentは、インスタントメッセンジャー「QQ」をはじめ、ポータルwebサイト「QQ.com」、「QQ」ゲームポータル、SNSの「Qzone」、タブレットPCおよびモバイル機器向けポータルサイトなどを傘下に持つ。
今回の提携で、Tencentは既に公開されている「GREE Platform for smartphone」の仕様と「QQ Wireless Game Center」の仕様を共通化するとともに、日本のGREEパートナー企業に対し、ローカライズをはじめとする「QQ Wireless Game Center」上でのビジネス展開を支援する。これにより、GREEのパートナー企業は「GREE」に提供するスマートフォン向けソーシャルアプリを、一から開発することなく容易に「QQ Wireless Game Center」上に提供することが可能になる。また「Tencent Wireless Services Division」で人気のソーシャルゲームも、「GREE Platform for smartphone」を通じて「GREE」のユーザーに提供する予定という。
動きはミクシィのほうが早かったわけだが、なぜミクシィは最大手のTencentではなくRenrenと提携したのだろう。その辺りの話を以前、ミクシィの中の人に聞いたことがある。なんでもTencentはネット企業としては最大手だが必ずしもSNSに強いわけではなく、またSNSといっても、どこのだれか分からない人が共通のテーマで自由に参加することのできるコミュニティ機能を中心したタイプのSNS。mixiは自分にとって重要な友人の小さな集まりを重視するタイプのSNSなので、同じSNSといってもタイプが似通ったRenrenと組むことにしたのだという。また北京、上海といった大都市ではRenrenのほうが普及率が高いことも、Renrenと組んだ大きな理由だったようだ。