サイトアイコン TechWave(テックウェーブ)

西川潔氏 「とにかく始めろ!クールに、しかし情熱的に!」 新生ネットエイジ誕生【増田(@maskin)真樹】


[読了時間:1分]


3/8 ロゴを変更しました

 “ビットバレー”という言葉を知らない世代も増えてきたような気がするが、日本のITスタートアップは渋谷を中心とした激アツな人達によって力を付けてきた。その中心にいたのは、西川潔氏率いるネットエイジで(1998年創業)あることを誰も否定しないだろう。ネットエイジ界隈から生まれたサービスは到底数え切れず、ネットエイジ関係者はあらゆるITビジネスシーンで活躍し、互いを“ネットエイジギャング”と冗談半分に呼びあっている。

 その後のネットエイジは2006年に東証マザーズに上場し「ngi Group」と名を変え5つの事業会社の持株会社として運営されている(西川氏は取締役ファウンダー)が、ここに新たに「株式会社ネットエイジ」が誕生する。代表取締役社長は西川潔氏、そして取締役副社長に写真サービスZORGを立ち上げバイアウトした金澤朝海氏が名を連ねる。





  新生ネットエイジは、スタートアップを支援するための会社だ。西川氏の説明によると、支援者を束ね、スタートアッププロジェクトに対し創業資金面だけでなく実質的な支援応援していくものとなる模様。

Y combinatorを参考に、日本内外のできるだけ多くの支持者/支援者をたばね、起業家志望者のみなさんのスタートアップを応援していく体制をつくります。創業資金面だけでなく、アイデアの拡張、技術面/経営面のアドバイス、ふさわしい経営人材の紹介、そして、次の増資のための投資家とのマッチング支援、それらをパッケージにして提供します。

 何を隠そう筆者はネットエイジ出身(というかプロフィールに書いてありますね)、西川氏の「日本の若者の起業家的素養はなんら世界水準に照らして劣っていません。それどころか、優れているとさえいえます」という言葉に共感し、新生ネットエイジの誕生に身が震えるほど興奮している。西川氏、金澤氏がどうしてこういった事業を今初めたのか、それは今、最大のチャンスが到来しているからだと思う。

■ 関連URL
・スタートアップファクトリーをスタートアップする!| NETAGE
http://netage.co.jp/news/

蛇足:僕はこう思ったッス

5年程前、僕自身がこの二人の出会いを創出していた。金澤氏は当時ゾーグというフォトサービスを創業中で、僕はその完成度の高さに魅入られていた。そんな彼を西川氏に紹介したのだった。まさか今、お二人が新生ネットエイジを創業されるとは思っていなかった。過去のネットエイジは、時間流れるスピードが明らかに周囲とは異なっていた。大量の情報が考える暇なく流れ続ける。あのいつ何が起こるかわからない空間は、手のつけられない暴れ馬のようなものだが、それを乗りこなしたいといつも思い続けている。
著者プロフィール:TechWave副編集長 増田(maskin)真樹

 十代からメディアクリエイターとして活動。週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導する。 / 現在TechWaveの活動を中心に完全復帰中、多数のプロジェクトに関与する。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。

詳しいプロフィールはこちら

maskin[at]metamix.com
twitter | facebook | skype

モバイルバージョンを終了