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米Appleがわかりにくい定期購読サービスを発表してから一夜明けた米現地時間の2月16日、米Googleのエリック・シュミットCEOは、ドイツからデジタルコンテンツ販売システム「Google One Pass」を発表した。
コンテンツパブリッシャーは、この仕組みをウェブサイトやアプリケーションに組み込み、自由に販売価格を設定したり、コンテンツ使用権限を利用者に付与することができる。サービスは既にフランス・ドイツ・スペイン・イギリス・アメリカ・カナダで利用可能となっており、今後、拡大するという。なお、決済は、Googleの決済システム「Google Checkout」を使用する。
決済方法について、パブリッシャーが自由に設定できることが特徴となっている。1回はもちろん、定期購読モデル、始めは無料で後から課金、既存読者に権限付与など極めて柔軟だ。
気になる手数料について、Google One Passの場合10%となる模様。Androidマーケットでの課金は、Appleと同じ30%だったが、Androidは外部システムの使用を認めているため、多くのパブリッシャーが「One Pass」に乗り換えると見られている。
Appleの定期購読サービスは「収益の100%をパブリッシャーが得る方法もある」としつつもiTunes Storeしばりが強く、ストア決済以外での販売についても価格等の条件が提示されている。アプリ承認が不透明などの不安が依然として残っている。
「Google One Pass」の話題は過去からあったが、このタイミングでローンチしてくるということは、一連のAppleの展開に対するGoogleの回答と一つといえるだろう。
■ 関連URL
・Google One Pass
http://www.google.com/landing/onepass/
・Official Google Blog: A simple way for publishers to manage access to digital content
http://googleblog.blogspot.com/2011/02/simple-way-for-publishers-to-manage.html
・「100%収益も」米Apple、App Storeで定期購読サービスをスタート【増田(@maskin)真樹】
http://techwave.jp/archives/51595477.html
今年は日本全体がAndroid一色になるのは間違いない。端末生産の話やアプリやプラットフォーム開発の状況を見る限り、そうとしか思えない。シェア拡大がすべての利用者にとってプラスになるとはいえないが、大量のリソースが投入されることから考えても、今回の発表は大きな出来事といえるだろう。
十代からメディアクリエイターとして活動。週刊アスキーなど多数のIT関連媒体で雑誌ライターとして90年代を疾走後、シリコンバレーで証券情報サービスの起業に参画。帰国後、ネットエイジで複数のスタートアップに関与。関心空間、富裕層SNSのnileport、@cosme、ニフティやソニーなどのブログ&SNS国内展開に広く関与。坂本龍一氏などが参加するプロジェクトのブログ立ち上げなどを主導する。 / 現在TechWaveの活動を中心に完全復帰中、多数のプロジェクトに関与する。大手携帯キャリア公式ニュースポータルサイト編集デスク。