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「生きている。そのことに感謝」 女性限定の情報共有サイトB-noteが震災特集【湯川】

[読了時間:3分]
 女性限定の情報共有サイト「B-note」が、「残したい、伝えたい 大震災。今私たちにできること」というテーマで地震に対する思いや知恵を集めている。

 B-noteは、みんなで情報を共有し一冊の仮想ノートを作っていくというイメージのサービス。女性ならではの視点での情報や感動的な話が集まっている。

 今回の特集でも、阪神淡路大震災の被災者の経験談や、各種ノウハウ、東北太平洋地震の被災者の手記、被害者への思いなどの「ノート」が、既に集まり始めている。幾つか紹介したい。


生きていてくれただけでいい・・・

本当に大切なものが見えました。
絶縁したはずの、旦那さんの実家に、旦那さんの無事を知らせなきゃと受話器をとりました。ただ無事で生きてることを知らせたくて。。。とにかく、みんなが生きてるか確認したくて、寝ることも忘れて、夢中でリダイヤルのボタンを何度も押しまくりました。福島の田舎になんて帰りたいと思わなかった私が、なぜか必死でした。TVで見る、あまりの悲惨さに涙が出て、連絡が取れたら、喜んで。友達や親戚の中には、家族が津波にさらわれて行方不明の人も、家も車も全部流された人もいる。今まで築いたものをすべて失った人もいる。うちのお墓もどうなってることやら・・・誰にもどんな慰めの言葉も出なかったけど、それでも、生きててくれただけでいいと。。それしか言えなかった

幸せの定義

今回の災害で、何とか逃げ切れることが出来た人達。
「自分はかろうじて間に合ったけど、妻が流されてしまった」
「息子が流されてしまったかもしれない」
「家族が家ごと飲み込まれた」
「家も何もかもなくなったけど、生きていられることに感謝」
涙が止まらなかった。

家族みんなが一緒にいられること。
生きていられること以上に幸せなことはない。
当たり前に暮らせることこそが、本当に幸せなことなんだ。

わかってるつもりだったけど、忘れかけていた幸せの定義。

旦那と2人、笑顔で毎日を過ごせること。
買い物に出かけて、欲しい食材を手に入れて食事の用意が出来ること。
ゆっくりシャワーを浴びたり、何度も洗濯できるほどの水が使えること。
インターネットを使ったり、テレビやDVDを見たり、いつでも電気が使えること。
不自由なく、どこにでも電話を掛けて話が出来ること。

当たり前のように生活できることに、心から感謝しなければ。

日本は愛されていたよ。

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