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位置情報サービスといえばFoursquareとかGowallaなどがメジャーだけれど、これらサービスよりも前にローンチしていたのが“Loopt”。サービス開始は2006年。日本ではあまり耳にしないし、日本の位置情報系のサービスに取材させてもらったときもほとんど聞かなかった。そんなLooptの新しい取り組みがフラッシュマーケティング。Looptのサービス内容と、最新の取り組みについてお伝えします。
Looptについて
その他には、あらかじめ設定した友達の輪に自動チェックインできるようにしたり(2010年7月に実装)、写真やテキストに位置情報を付随するといったことをして進化してきた。なんと、この自動チェックインをONにしているユーザは、全500万ユーザのうち65%もいるそう。決められた人たちにだけ、というのがポイントになってここまで違うってことみたい。
Facebook Placesとは競争しない
チェックイン機能がメインにはなっているものの、アプリとしての目的はユーザの「最小限のアクションで最大の情報を提供する」こと。チェックインだけに固執せず、Facebook Placesとも連携。世界に6億人のユーザを抱える最大SNSのFacebookがチェックインのハブになることを受けて入れた上で、それを活用する判断をした。具体的にはLooptの地図上でFacebookの友達とLooptの友達の居場所、行った場所を確認できたりする。
新たな取り組み「フラッシュマーケティング」
自動チェックインとFacebook Placesをあわせたことで生まれたのが、Looptのフラッシュマーケティングの機能。30種類くらいのキャンペーンを行った上で、今年のSXSWでお披露目されたそう。さまざまな種類のキャンペーンを実施した結果、「時間」と「場所」が限られた「高価」なディールがいちばん効果的だったと。時間、場所、高価がキーワードなんだって。
事例には、Virgin Americaのメキシコ行きの2人1組の航空券のディールがある。8月31日の午前11時から午後3時というめちゃ短時間のディールで、サンフランシスコとロサンゼルスに特別に用意されたトラックにチェックインするという内容だった。このキャンペーンは、これまでのキャンペーンの10倍のコンバージョン(購入に至った率)を記録したんだとか。
この“Rewards Alerts”というフラッシュマーケティングの機能は、ユーザが近くにくると「こんなキャンペーンがやってるよ」というプッシュ型の通知をしてくれる。わざわざディールやキャンペーンのためにチェックインしに行くのではなくて、ユーザの普段の行動範囲内でそれが提供されている場合にアラートする。今後は、例えば空いている時間帯のレストランや開幕時間が近いショーなどへの集客などのディールを展開していく予定。FacebookやGrouponなど、市場争いは激しくなりそう。
【参考記事】Mashable: Location App Loopt Looks for Future in Flash Deals
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